ヴェノム2感想(ネタバレ)
「ヴェノムとエディ、結婚した。」
ツイッターでそんな感想をちらほら見かけて、「どうせまたオタクの誇張表現妄言集団幻覚だろ」と、たかを括って見に行きました。
ヴェノムとエディ、結婚したね。
あらすじをザックリ書くと
ヴェノムとエディの痴話喧嘩→ヴェノム (彼女)家出→仲直り→結婚式→ハネムーン→ピロートーク
誇張じゃなくて事実の羅列なんだよなぁ…。
以下、雑多に書き散らします。さっき見てきたばかりなので、ほぼほぼ勢いで書いてます。駄文散文許してね。
①敵との対比
敵(名前忘れた。声が片岡愛之助)、「家族、仲間、友達が欲しかった」みたいなこと言ってたけど、誰とも家族、仲間になれないまま死んでしまったんですよね。被虐児だし、彼女(音波攻撃)とカーネイジの相性は最悪だし、カーネイジとも同調出来なかった。ついにはコントロール不能になってしまうし。彼女とも愛を誓う前にバトルに突入したので、正式に結ばれてはない、のかな…。
一方、ヴェノムサイドは、アン?(しょこたん)も売店のおばちゃんもヴェノムに適性あるから一時的に避難先になれるし、ダン(彼氏)もサポートしてくれるし、もちろんエディとヴェノムの相性は最高。仲間に恵まれてるんですよね。ここの対比がうまいな〜と思った。
関係ないけど、アンに絆されるヴェノム、可愛かった。あと、アンとエディの仲をなんとか取り持とうと頑張るヴェノムが健気でしたね。人間のカップルを後押しする人外の構図も大好きなんですよ。トランスフォーマーのバンブルビーとサムと彼女、とか。
②器がデカい男、ヴェノム
失恋したエディに「体の痛みは治せるが、心の痛みは治せなくてごめん」って声をかけるヴェノム 、本当に宇宙人か?人間より人間出来てるじゃん…。落胆しているエディに酷い言葉で八つ当たりされても「今は黙って受け入れよう」と受け止める寛容さ、人間力の高さよ。
翌朝も、エディを励まそうとゴキゲンな音楽をかけ、歌いながら朝ごはんを作り、郵便を取りに行くヴェノム 、奥さんじゃん。だいぶ人間社会に順応しましたね。一作目を見たのが上映当時だったのでわりと記憶が薄れてるけど、ここまで馴染んではなかった気がする。
ラストシーンも、エディに対して「欠点まで愛す」って言ってくる。どうした。覇王のオーラじゃん。包容力が凄まじい。
③血濡れた(ヴェノムとエディの)結婚式
敵「結婚式に招待したと思ったら、結婚式に招待されていた。何を言ってるかわからねーと思うが(略)」
廃教会で推しカプが愛を誓うやつ、オタクみんな好きな共通言語じゃないですか。それをこの映画でやるんじゃないよ。でも、二人が幸せならオッケーです(公式ありがとう)
犯罪者夫婦の結婚式と見せかけて、ヴェノムとエディの結婚式(ダブルミーニング)だったんですよね。というのも、カーネイジは同調しきれてないけど、俺たちは…!って再起するところとか、完全に「入籍」じゃんってなった。(語彙がオタク)やめるときも健やかなる時もずっと一緒(一心同体)だよ…。
④日本のイメージ、何
俳句とか、「それ日本製(スーツ)?」とか、日本関連のセリフが多かったのは、ソニーがスポンサーだからか?BRAVIAのテレビも思いっきり出てたし。
⑤仮装パーティーでカミングアウト
「自分を隠す必要はない」「ありのままの自分で愛される」「この地球でみんなで生きていこう」っていうのが、LGBTとかマイノリティに向けてのメッセージだよね。種族や性別を超えてエディを愛しているという告白。からの、「今夜の俺をエディにも見せたかったなぁ…」
は!?な、何?何を見せられてるんだ俺たちは…!?クソでかい愛!?
シンビオートと人間の愛の逃避行、これからも楽しみですね。〜完〜
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