母とお花と木製アヒルとの日常💐
先週、少しだけ涼しい日があった。
毎日かんかん照りでなかなか遠出ができなかったけれど、久しぶりに母を連れて近所のスーパーまで行った。私の足なら5分で行ける距離だが、母と一緒だと途中で何度か休み、スーパーでも休憩するので往復で１時間ほどかかる。
スーパーに着くと、まずは休憩。レジ横の休憩スペースに手押しカートの椅子を出して、母は腰掛ける。母が座って休憩している間に、私がお花売り場から幾つかの花束をピックアップしてきて、母に好きなのを選んでもらう。お盆の時期には菊メインで飾っていたから今回は母が洋花を選んだ。
お花選びも満喫し、十分休憩して元気を取り戻した母と一緒にスーパーの中を少し歩いた。缶詰売り場、肉売り場を過ぎると、
母は「ここは用なしね」と笑いながら言う。
ホームでは料理はできないから、あっけらかんと素通りした。
歯磨き粉とジョアとスイートポテトを購入。
「ジョアなんて初めて買うわっ」と母は言うけれど、実は何度も飲んだことがある。スーパーを出たところのベンチでジョアを飲みながら、母はストローで何度も、何度も吸い込んでいる。
「もう空なんじゃない？」って聞くと、
「中が見えないから。最後まで飲み切らないと！」と。なるほど、妙に納得。
帰り道、夜勤明けで駅に向かうホーム・スタッフさんにばったり遭遇。母はビックリしながらも「やだー、素敵なお洋服着てー、かわいいじゃない。」と声をかける。スタッフさんは照れくさそうに、「ありがとー。素敵なお花ね。」と返し、スーパー出たところの通りでケタケタ笑いながら楽しい会話が続いた。普段は制服にマスク姿でお仕事していて、私服姿には滅多に会えないから新鮮だった。
ホームに帰ると母は真っ先にボールに水を張り、氷を加え、冷たくした水の中でお花たちを休憩させた。そして花ばさみでゆっくりと花達の茎を水切りし始める。大きな花瓶とお仏壇用の小さな花瓶に丁寧に、そして順番にお花を生けていく。普段はすぐ疲れたぁ、疲れたぁって言う母なのに、花を生ける時の集中力はすごい！！
「ワンちゃんもいいわね」って（笑）
お花を生け終わると、母はいつもの椅子で眠りこける＾＾
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