月島EHON Dreamer

充電中。今までの自分を振り返る時間と未来に向けて考える時間。好きなことは絵本収集、犬、…

月島EHON Dreamer

充電中。今までの自分を振り返る時間と未来に向けて考える時間。好きなことは絵本収集、犬、旅、飲み会、サウナ、ひとり時間 etc.etc. 今は93歳の母と過ごす時間を愛おしく感じている♪♪♪

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  • クスッとする母94歳の名言

    私が敬愛する、ちょっとボケボケな母は10月31日で94歳(^^) 趣味は書道(カナ)とお花を生けること。 そんな母が発するお茶目で、たまに鋭い言葉を残しておきたい。

最近の記事

母とダリアと獅子柚子と

今朝、ホームの母の部屋に着くと、鮮やかな生花が迎えてくれた🌼 昨日は月に1度のフラワーアレンジメント・クラスの日だった。 生花な心得がある母が一番イキイキする日。 お花の先生が季節のお花を持ってきてくれて、器とハサミを用意してくれる。 そこからは母の自由時間、創作の始まり!! 中央に冬の代表的な花、ダリアを堂々と置き、小さな花達をちょうど良い塩梅の長さに切り、バランス良い角度に置き、何とも温かい雰囲気の秋満載な世界観がそこにはあった。 「自分でこれだけの花を選んで、買う

    • ホームにいる母の連休感覚

      娘「今日から世の中は三連休だよ」 母「ママなんてずっと七連休よ」

      • 銀座三越と同い年の母と、いざ銀座三越へ(^^)

        銀座三越は1930年4月に開店している。 母は1930年10月に生まれているから、なんと同い年だ!! そんな母と「虎に翼」を見ていると、虎ノ門育ちの母は銀座4丁目界隈が懐かしいって話をよくしていた。「三越は変わらず銀座4丁目の交差点にあるよ」って話をすると、「ほんとう?懐かしいわあ」と言う。 調べてみると、三越は車椅子の貸し出しをしていて、予約もできる!! 母は手押しカートで自力で歩けるが、長時間は歩けない。だったらデパートの中だけでも車椅子で移動できれば、ゆっくり楽し

        • 『虎に翼』最終回 母の戦前・戦中・戦後のたくさんの思い出たち

          「虎に翼」が2024年4月から放送されて、本当にありがとうと言いたい。 3月末、私は36年間勤めた会社を退職し、やっと自分の時間を持てるようになった。仕事にかまけて、母には親孝行らしいことを何もしていない。何ができるんだろう、とずっと考えていた。 93歳になる母は老人ホームにいて、認知症もあり一人での外出もままならない。 そんな時、NHK朝ドラ「虎に翼」の告知が目に留まった。 このドラマは1913年生まれで、日本初の女性裁判官となった三淵嘉子をヒロイン(寅子)にした作品。

        母とダリアと獅子柚子と

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        • クスッとする母94歳の名言
          1本

        記事

          中秋の名月🌕母と月見うどんとポンポン菊

          私「今日は中秋の名月だね。」 母「満月の日ね、見えるのかなあ。」 そんな会話の後、ホームで出てきた母のお昼ごはんが月見うどんだった。 母は「あらあら、中秋の名月に合わせたのかしらね」って笑う。 しかし母は昔から蕎麦派。 「うどんは味気ない」と言って、今日も箸をつけようとしない。何とか食べてもらいたく、温玉が美味しそうだから、その部分だけでもと薦めたら、母はその気になった。 母はスプーンを駆使して温玉を食べようと頑張ったが、気がつけば卵が器の中全体に溶けてしまい、スープ全体

          中秋の名月🌕母と月見うどんとポンポン菊

          母とお花と木製アヒルとの日常💐

          先週、少しだけ涼しい日があった。 毎日かんかん照りでなかなか遠出ができなかったけれど、久しぶりに母を連れて近所のスーパーまで行った。私の足なら5分で行ける距離だが、母と一緒だと途中で何度か休み、スーパーでも休憩するので往復で1時間ほどかかる。 スーパーに着くと、まずは休憩。レジ横の休憩スペースに手押しカートの椅子を出して、母は腰掛ける。母が座って休憩している間に、私がお花売り場から幾つかの花束をピックアップしてきて、母に好きなのを選んでもらう。お盆の時期には菊メインで飾って

          母とお花と木製アヒルとの日常💐

          母が大好きだと言う、女学校の国語の教科書にあった俳句 〜月天神 貧しき町を通りけり〜

          ホームにいると母は運動不足で足腰がどんどん弱っていく。 暑くて、長くは外にいられないので、母との散歩道は近所の植木屋さん。 ハーブ、ゆず、紅葉、いろんな植木がある中を、手押し車を押しながらゆっくり、ゆっくり、休み休み歩く。立ち止まっては「また大きくなったわねえ」、「そろそろ売らないと売れなくなっちゃうわ」、とおせっかいなことも言う。通りに出ると、「まるで植木の迷路だったわね」と笑う。 ホームに戻ると、ヤクルトを飲みながら、ほっと一息つく。 母は時々思わぬことを言い出す。ホー

          母が大好きだと言う、女学校の国語の教科書にあった俳句 〜月天神 貧しき町を通りけり〜

          母、朝ドラ「虎に翼」からの脱線

          毎朝、ホームで93歳の母と一緒に朝ドラ「虎に翼」を見ている。 #107放送の中で男子学生が寅子たちに対して「… 女がなぜ働くの?働かない方が得なのに…」と。 戦後、うちの母も27歳で結婚するまでは働いていたから、「お母さんはなぜ働くことにしたの?」って聞いてみた。 「あたりまえだったから。人間遊んじゃいけないような、仕事しないのがおかしいみたいだったから。今は働くイコールお金って、なんでも金銭にしちゃうみたいだけど、お母さんの頃は違ったから。」と。 へえ、って思った。

          母、朝ドラ「虎に翼」からの脱線

          花を丁寧に生ける母との時間

          初めてのnote投稿。 ドキドキする!! お盆だからお仏壇にお花を生けたい、 と母。 93歳の母はホームにいる。 お花を持っていくと、「あらあら、お花さん、おしくらまんじゅうで大変。暑かったでしょう。」と、母は花束に一声かける。確かに暑い日だった。 キッチンでボールに水を入れ、氷を入れ、一本一本丁寧に水切りしていく。「ほら、気持ち良さそう、のどが乾いていたものねえ」と。 冷たい水の中で茎を切ると、スッと水が入っていき、お花が一層長生きするらしい。 次に一本づつ長さを調

          花を丁寧に生ける母との時間