コロナ禍で取り組んだ経営改善

未だに先が見えないコロナ禍ですが

私が自社の危機を脱するために行った経営改善をご紹介します。


私の会社の事業の中でも一番コロナの影響を受けたのがイベント事業部です。

全体の3割程度の売上シャアがありますが、その売上がほぼゼロになりました。


まず取り組んだのが、固定費削減。

業務の棚卸しをして、固定費をすべて洗い出しました。

不採算な事業の経費や、あまり売上に貢献していないものなど

順位をつけて箇条書きにしました。


いくつかの営業所を閉鎖して家賃や社宅費用を削減。

重要度の低い経費なども全て見直しました。



次に変動費の見直し。

売上に連動する変動費も結構無駄が潜んでいます。

商品の仕入れロットの見直し、在庫を究極に減らしていきました。

光熱費も管理の仕方で無駄を省けます。

仕事量も減りましたので、各部署の援助体制を整えて残業規制をしました。


職場環境が低下しないレベルまで、とことん経費を見直しました。

社員さんたちも、真剣に協力してくれました。


ここで絶対にやってはいけないこと。

リストラと広告費の削減。


絶対に雇用を守ると決めていますので、どんな苦境に立たされても最後の最後まで人員整理はしません。

ただ、結婚や病気などで退職者が居ても補充するような採用もしません。

今いる社員さんに理解していただき、2名でやっていたことを1.5名で出来ないかなど、業務もとことん見直しました。


それから一番最初に手をつけてしまいそうな広告予算。

ここも弱気になってはいけないと思います。


そんな経営改善を行なった結果、30%の売上減なら赤字にならず耐えられる企業体力をつけられました。


コロナ禍は、改めて経営を見直す良い機会と捉えたらいいのかもしれませんね。


「倒産しない = 変化に対応できるか」です。


もう少しの我慢!!

頑張りましょう!



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