「老舗ホテル最後の朝」の夢

こんばんは。

1日お疲れさまです。

全国で非常事態宣言が解除され今後徐々に制限が緩和される模様です。


先日夢を見ました。

お世話になっていた老舗ホテルがその日の朝をもって閉業するという夢でした。

最後のお客様方がチェックアウトしていくのをホテルスタッフが皆フロントロビーでお見送りしています。

僕もその中の一人としてスタッフに見送られています。

スタッフは皆笑顔で僕たちを見送ってくれます。

そしてそのホテルは閉じてしまいます。

最後の最後まで僕たちを温かく見送ってくれるホテルスタッフに僕は涙を禁じえませんでした。

そして目が覚めました。


ついこの前まで通っていたジムやスタジオは閉じられ、お世話になったインストラクターやスタッフ、ジム友達、名前は知らないけどいつもトレーニングでよく見かけていた方々ともしばらく会えていません。

いつも通っていた美容室もまだ閉じたままです。

テレビでは今まで放映したドラマの再放送をよくやっています。


ふと昔読んだ星新一の「午後の恐竜」という小説を想い出しました。

それはある日地上に恐竜たちが闊歩しているのを地球上の皆が見るようになります。

しかしそれは決して触れる事のできない幻覚のようなものであり、最初は皆それを楽しみますが、そのうち恐竜の世界は消滅しそこから類人猿、人類の誕生、古代から現代までの映像が流れ最後に衝撃のラストが訪れるという内容です。

僕が読んだ星新一の小説の中で最も衝撃的な物語でした。

この3ヶ月間、感染の恐怖に怯えながら過ごし、やっとそれを乗り越えようとしている今、ふと周りを見渡すと今までの普通の世界が一変し当たり前だった日常が終わってしまった。そんな感覚です。

再放送で流れているドラマも、なんだか遠い昔の事のように思えます。

今後どのような変化が訪れるかはわかりませんが、老舗ホテルの閉業の夢は今まで慣れ親しんだ世界にお別れすることの象徴のようなものだったのかもしれません。


先日僕の娘が昔の級友とオンライン飲み会をやっていました。

3時間以上何を話しているのかわかりませんが、楽しそうにおしゃべりしていました。

ついこの前までZOOMなんて一部の人しか知らなかったのにいまや当たり前のものとして定着しつつあります。

時代は自分の力で変えようがなく自分が変化しなければ置いていかれます。

過ぎた世界を懐かしみながらも、一歩一歩新たな日常でできる事を探し、進めていく事で未来を切り開いていかなければなりません。

そんな事を思いながらまた頑張っていきたいと思います。

今日もここまで読んでいただきありがとうございました。



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