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feastを1年経営してみての学び〜ざっくり編〜

feastを運営するようになって、1年以上過ぎた。30歳位で、自分が好きなことを仕事にして生活していきたいなーと思って活動しはじめて数年。1番変化があったし、成長できた1年だった。

クリエイティブ界隈にいたこともあり、キラキラした案件をたくさんやってきた。

ブランディング。ミュージックビデオ制作。ワークショップの企画。ビジネススキームの構想。音楽フェスの開催。学会発表。アクティブラーニング。SDGs。エシカル。地方創生。とかとか。

でも、一年通販ビジネスをやって思ったのは、スモールビジネスを経営する、ということの8割は、そういう今っぽくてキラキラしたお仕事とは全く無縁だということ。それよりも、

効率性。より少ないコストで多くの成果を生むこと。
スピード。機会損失を少なくしつつ、施策の総量を増やすこと。
正確性。やろうと決めたこと、やるべきことをミスなくやること。
基礎になる戦略や考え方の理解。自分がしている商売のセオリーを学んで活かすこと。

の方が何倍も成果に結びつく。これをすごく高いレベルで実現するのが経営の基本だと身にしみて学んだ。たくさん失敗もしたし、できるようになったこともある。

なんでこういうことの方が大事かというと、尊敬している経営者の言葉を借りると「ビジネスの本質はコピーと繰り返し」だからだ。

同じことを繰り返しながら改善することで、より少ない時間でより多くの価値を提供できるよう習熟する。それによって他の企業のプロダクトではなく、自社のプロダクトを選んでもらう。そしてそのコピーと繰り返しの精度を決定するのが、効率、スピード、正確性。何をコピーして繰り返せばいいのかイメージをつけるために、基礎戦略と考え方も必要。これらをシンプルにやり切ること大事なのだと思う。

稲盛和夫の「土俵の真ん中で相撲を取れ」(納期にしろ資金繰りにせよ、ギリギリで乗り切ってやりきった!ではなく、常に余裕を持たないと健全な経営ができないという意味)という格言があるけど、feastはまだまだ土俵の真ん中にはほど遠い。変えていかないといけないし、変えていく。

企業や自治体の販促予算をもらって、受託ワークとしてその枠内でかっこいい仕事をすることもできる。他企業にかっこいい仕事を発注できる企業は上でいう基礎ができているから意義があるプロジェクトに投資できているわけだし、それに最大限答える仕事もかっこいい。

けど、自分は自給自足しながら、事業としての存在価値を証明しながら、社会にとって意義のあることを表現していきたい。

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