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#11 鎌倉殿の13人(2022)-13人以外の個性が奇天烈

とても面白いドラマでしたが、13人の記憶がほとんどありません💦最初から最後まで出ずっぱりでドラマを支えたのは、小栗旬、小池栄子、山本耕史の3人ですから、タイトルと内容のギャップに苦しめられた1年でした。

前半部の効果

1年間見続け、最終回あんなに感動したのに、前半部の記憶がほとんど残っていません。北条ファミリーのボケとツッコミの応酬の記憶が鮮烈すぎて、源平合戦の記憶さえ弱く、「これ本当に大河?」という戸惑いに苛まれていました。鎌倉殿(大泉洋さん)の落馬のシーンを転換点として、一挙に呪われた後半に突き進んでいったような印象がありますが、それでもなお残る北条家の軽いノリが、呪われた後半のイメージをよりいっそう強化したのではないでしょうか?

鎌倉殿の立役者8人

後半は一挙に展開しましたが、最後まで引きこまれた要因は、主軸以外の役者さんの個性でした。以下、簡単に紹介します。

源実朝(柿澤勇人さん)
ただただ不憫だった。不憫過ぎた。
源頼家(金子大地さん)
ただただ哀れだった。哀れ過ぎた。
阿野全成(新納慎也さん)
ただただ愛くるしかった。愛くるしすぎた。
実衣(宮澤エマさん)
ただただぶっ飛んでいた。ぶっ飛び過ぎた。
畠山重忠(中川大志さん)
ただただ格好良かった。格好良すぎた。
善児(梶原善)
ただただ怖かった。怖すぎた。
比奈(堀田真由さん)
ただただ愛おしかった。愛おしすぎた。
北条宗時(片岡愛之助)
ただただ記憶に残った。記憶に残りすぎた。義時を突き動かしたキーパーソンではなかっただろうか?

脚本家と座長の功績


豪華なキャストを活かせず、焦点がぼやけてしまう大河・朝ドラが多い中、このドラマが異彩を放ったのは、すべてのキャラに命を吹き込んだ脚本家・三谷幸喜さん、および、そのキャラをまとめあげた座長・小栗旬さんの功績によるものでしょう。年末のスペシャルトークでもファミリー感があふれ出ていました!

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