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AppleとWater

落ちるリンゴに万有引力を見つけたアイザック・ニュートン。
しかし、ニュートンが見つける前に万有引力かなかったわけではありません。
目の前にあるものを「あ!」と気づいただけのことなのです。

手にしたコップにサリバン先生が注いでくれた水。これに「Water!」と気づいたヘレン・ケラー。
これもヘレンが気づくまでこの世に水がなかったわけではありません。
毎日、手に触れ、飲み、時には空から降ってきたこれらが「なんだ、Waterだったんじゃん!」と気づいただけ、とも言えるでしょう。
けれど、その感動、興奮、歓喜の熱量の凄さ!
人間なら誰でも共感できますね。

「気づく」とは、努力だけで得られるものではありません。
自分で「今日は気づいてみよう!」と目標を立てて達成できるわけではありません。
何かと、誰かと出会い、そこに通電するものがあり、起きる幸福なハプニング。
それが「気づく」ということ。

歴史に刻まれる気づきでなくても、わたしたちの魂に刻まれるような気づきという僥倖に出会いたいものです。

出会いと気づきに恵まれたいわたしのBL 小説、童話はこちら。






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