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2021年12月 活動報告

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【Day off】
今年も残り一ヶ月という現実を突き付けられ、空も号泣してやがる。

シカの解体が無かったり悪天候だったりすると、今日は休んで良いよーとなることもある。まるで南の島の大王だが、風が吹いたからといって、遅刻するようなことは無い。
協力隊は時給制だが、年間賃金の上限は定まっているので、こういうところで勤務時間を調整するという意味もある。読書でもして過ごそう。晴鹿(せいろく)雨読だな。

おおつちの冬旅プラン

【いわて旅応援プロジェクト&おおつちの冬旅プラン】
という県&町の割引制度を併用し、町内の民泊に泊まらせてもらうことに。

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協力隊の着任前、「お試し制度」で大槌に来た際、同期隊員と一緒に2泊させてもらっている。それ以来、お母さんは我々を気にかけてくれて、ありがたい存在なのだ。
自宅から徒歩5分くらいの場所ながら、たまにはゆっくりしたら良いじゃない、とお誘いいただいたわけである。

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傍目には宿泊施設と分からないくらいで、作りもほぼ一般的家屋。実家のような感覚で寛げるのが特徴だ。

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町内にある温浴施設の、入浴券も貰った。3.11で被災し、今年ようやく再建。町民の癒やしの場となっている。温泉は好きでも不特定多数の場が苦手な僕としては、こんな機会でも無ければ来ない。初来訪だ。
洗い場13・炭酸泉・潮湯・サウナ・水風呂・露天風呂があり、広すぎず狭すぎず混みすぎず、程よい感じだった。

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夕食は、小鉢がたくさん。ここから更に、肉・魚・おでん・小豆ばっとう(あんこ入りうどん、みたいな郷土料理)などが登場する。どれも旨くて最高だが、腹十二分目っす。
これは誉め言葉だけど、もはや恐怖を感じるくらいのボリュームで、もてなしてくれるのだ。

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県内で使えるクーポン券も付いてくる。実質の宿泊費は、ほぼ無料に近いぜ。という触れ込みだ。

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朝食も、小鉢がたくさん。ここから更に、山盛りフルーツヨーグルトなどが登場する。どれも旨くて最高だが、腹十五分目っす。
これは誉め言葉だけど、もはや戦慄を覚えるくらいのボリュームで、もてなしてくれるのだ。

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何はともあれ、気の良いお母さんと交流し、一泊二日を過ごさせてもらった。
それにしても、写真で見ると己のおっさん感に愕然とするな。坊主・ヒゲ無し時代は、学生さんですかと聞かれたものだったが。寄る年波には勝てぬ。

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【ふるさと科 ※】
先月、大槌学園で八年生に話をさせてもらったが、今度はMOMIJIを訪れてくれた。狩猟の様子を動画で見てもらい、解体・MOMIJI壁画・事務所内(雑貨類)・フリータイム、と4グループでローテーションしてもらう。解体所など、特に狭いのでね。

※特別な教育課程として、全学年に設置されている。町内の方々を講師として招き、多種多様な仕事や活動などを学ぶことで、郷土愛を育んだり人間力を鍛えられたりする、全国でも先駆的な科目。

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少しだが試食もしてもらい、うまい!と好評。
学年の殆どの生徒は、観光・震災伝承・伝統芸能といった別ジャンルへ行ったようだが。10名ほどとはいえ、ジビエに興味を持ってくれたなら嬉しいことだ。

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ちなみに同日の同時刻、おおつちこども園に呼ばれていたMOMIJI代表。園児たちにお話をし、大槌鹿肉の串カツでお昼ごはんをしたとのこと。
さながら、MOMIJI教育デーだったわけだね。大槌の子どもたちが、「大槌といえばシカだよ!」と言ってくれるくらいになると良いね。

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【初出猟】
ようやく車も来たことなので、シカを探しに。

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平野部でも雪は舞い始めているが、山の方は積雪している。

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いちばん上まで行くと、風車がたくさん。隣接する2市との境界である一帯に、20基ほど設置されているだろうか。適所として選定されるくらいだから、いつも風が強い。すなわち、いつも寒い。

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ぶおんぶおんと、羽根が空を切る音だけ聞こえる世界。いつまでも同じ夢を見ているのだね。

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猟銃を発砲して良いのは、日の出から日没まで、と決められている。すなわち、日によって市町村によっても違う。厳密に言えば、標高とかでも違うのだが。大槌町は何月何日だと何時何分何秒、と国立天文台から公表されてるので、それに従えば良いだろう。

シカは夜行性では無いそうだが、人間を避けたり、夏場の暑い日中は休んでたりする。でも夜間は撃てないとなれば、狙うのは必然的に、明け六つ・暮れ六つ頃となるよね。
今は、日の出が6時半・日没が16時過ぎ、くらいなのでまだ余裕なほう。北海道時代の夏場は、3時台に起きて捕獲に出るから、日中は長めの中休みで、がっつり2時間とか昼寝してたな。

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我々の通う山は、夏場は数十とか百の群れもいるエリアだけど、冬場は全然。シカのシの字くらいは見つけても、日没後だったり、4歳以上のオスだったり。MOMIJIでは、メス4歳・オス3歳までの若い個体を捕獲するのだ。若鶏やラム肉と同様、柔らかさや旨みが高いのだね。
それから、あんなところに立ってくれてても撃てない。バックストップ、つまり背後が斜面など、弾を受け止めてくれる地形じゃないと、遠くの家なんかに飛んでっちゃうかもしれないからね。実際、安全確実に撃てるという状況の方が、少なかったりする。

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お、シカかも。

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いや、カモシカかも。天然記念物だから、撃っちゃダメかも。ちなみにシカ科ではなく、ウシ科かも。

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基本的には一人で、車を走らせながらシカを探す「流し猟」。草原などでは、音・気配を消して歩く「忍び猟」。場合によっては、出てきそうな場所で「待ち伏せ猟」。という感じ。

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一般的に、単独猟は危険だからということで、グループ猟が推奨されている。獲物の潜んでいそうな場所にアタリをつけ、囲い込んで追い込んで仕留める「巻き狩り」だね。しかし僕の考えは、全く逆である。
人によるかもしれないが、他人の目があることでプレッシャーになるし、焦りなどが生じれば判断も鈍る。誤射による死亡事故等は毎年、全国で発生しているのだ。

一人で不測の事態になり助けが呼べない、というリスクよりも、人といるリスクの方が遥かに高いんじゃないだろうか。というのが個人的見解だ。とはいえ別に、ケンカを売るつもりでも無いけど。

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【山神さま】
神信心仏信心は篤い方じゃないが、地祇・土着神などに関しては、敬いたいかなという気持ちはある。
猟の前に時々、ここで車を停めて頭を下げて、気持ちをリセットしてから山に入るのも良いな。

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【We All Wrong】
3回目の出猟にして、三度目の正鹿、いや正直。0歳のメス、バンビちゃんだ。
初捕獲と言っても別に、これを以てシカ童貞を捨てたというわけでは無いけども。大槌では初めて。地域によって環境や状況は違うから、自分の手でやってみないことには語れないよね。というのが個人的見解だ。

MOMIJIクオリティでは、頭か首を狙撃して即死させる。だが、この子は肩に当てて苦しませてしまった。申し訳ない。
これまで福井・関東・北海道で捕獲してきたとはいえ、だいたい50m以内の近距離だったし、上半身どこかに被弾すれば良いという感じだった。前脚や背骨が砕ければ、生物学的に逃げられなくなるので。
捕獲エリアは高原・草原も多いから、100m150mという距離感も、慣れていかねばならない。

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車の荷台は意外と広さがあるから、こんな感じに余裕で積める。MOMIJIに搬入して、一次処理(皮剥ぎ・内臓摘出)までを迅速丁寧に。
しかしバンビとはいえ、米袋ひとつ分くらいは体重がある。車まで引っ張ってくるだけで、息が上がり心臓バクバクだ。そうでなくとも、傾斜地など歩いたりする。狩猟は、良い運動にもなるのだよ。

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ところで捕獲に関しては、協力隊活動に含まれない。「ジビエ事業」という括りなら本来はカウントしても良いんだろうけど。協力隊は時給制だが、年間賃金の上限は定まっているので以下略。
でもMOMIJIクオリティと認められれば、買い取りはしてもらえる。ガソリン代なども鹿鹿にならないので、助かるね。それが馬じゃなければ何と読むのか、誰も知らなかったね。

とはいえ僕の場合、五分の四くらいの比重で仕事だ。シカと一緒に帰ってくることを期待されているわけだし、「獲れた?」と聞かれるし、プレッシャーでもある。

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朝夕と、車を走らせる。林道なんかも入ってみるが、ノー鹿。

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結局、今月の捕獲は2頭だけだった。狩猟採集時代の男たちが、手ぶらで村に帰る気持ちが少し分かるぜ。
しかしMOMIJI代表はコンスタントに捕獲を続けているわけだから、己の力量不足であることは明白。

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捕獲・解体・利活用(革やツノ)・消費と、全行程に携われてこそ「猟師」である。というのが個人的見解だ。「ハンター」も良いけど、グラサンスーツで追いかけるのか、世界各地でふしぎ発見するのか、100tハンマーで殴られるのか、長期休載が続くのか、紛らわしいしな。

猟師です、と胸を張って言えるよう、研鑽を積んでいかねばならない。そうだね、来年になれば僕もきっと、分かるはず。

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【新システム導入】
色々と、便利な機能が導入された。これまでは、捕獲個体の管理台帳・商品の重量計測・ラベル印刷・枝番管理・商品管理・売上管理、など全て手作業であり、ものすごく手間がかかっていたのだ。
僕と関連の深い解体分野では、パックした肉を量りに載せるだけで、自動登録されラベルも発行されるようになった。今後は、バーコードをピッするだけで管理も完了するようになる。

慣れるまで、細かい不具合が改善されるまでは、二重業務となり仕事が増えてしまう部分もあるが。今後は少しずつ便利になり、業務効率がアップしていくはずだ。

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【月イチ協力隊ミーティング】
新たに2名の隊員が加わり、ハンドベースボールのチームが作れる人数になった、大槌町地域おこし協力隊。いや、やらんけど。

この集まりは通称「レオパの会」と呼ばれている。マンスリーギャザリング、という響きからそっちに行ってしまうのは、なんとも日本人的というか。僕はこの呼称が気に入っていないので、一度も口にしたことは無い。とはいえ別に、ケンカを売るつもりでも無いけど。

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魔女の一撃, again】
半年ぶりに、腰の痛みが再発。毎日の狩猟で、何時間も車の運転をし、姿勢も悪かったからか。解体中に痛みが増し立てなくなり、小一時間うずくまっていたが、徐々に動けるようになった。幸いにも数日で快復。
腰痛持ちは周りにもいるし、若い人も少なくない。僕の場合、変形した骨による痛みらしいので、一般的なやつに比べたら全然マシなのだろう。みんな、厳しくも日々強く生きているのだね。

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【チャリクエ】
大槌町内を自転車で回り、複数のお店で飲食・体験ができる、すなわちチャリンコのクエスト。次年度から運用させるべく、観光協会の方々が試験的に実施した。
MOMIJIでは、知恵の輪の如く楽しめる鹿革キーホルダー作りを提供。体を休める代わりに、頭を悩ませてもらうという寸法だ。毎度、好評をいただいた。

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【解体】
モモ肉を解体中、血管や膜の構造・筋繊維の質感などに、何か違和感。肉の内部に硬い感触があり、切ってみると、10cmほどの木枝が出てきた。膜に覆われた状態で、さらに別の箇所からも、もう一本。赤ん坊の頃に刺さったまま、2年ほど共存していたのかなと思われる。
体内に置き忘れられたメスが、カルシウムの鞘で包まれていたという、ブラックジャックの話を思い出した。

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【凍結防止】
沿岸部なので雪は少なめだけど、風が強い。解体小屋や事務所の水道はすぐにフリーズするらしいので、冷え込みそうな日は水抜き。

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水が使えないと、仕事にならないからね。せっかくシカを捕獲しても解体できず、ダメになってしまうからね。

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【Merry Christmas, Mr. ×××××】
所属する消防団の部では毎年、クリスマスイブにチキンとケーキを配ってくれるとのこと。独り身でも、ひと家族ぶん。普通に一食分になるので、ありがたい。
僕だけ、デザートは特別仕様。後述する。

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【年末年始休暇】
夏休みも取ってないし、このへんで長期休暇と洒落込もうか。協力隊は時給制だが以下略。
というわけで、ここから先の内容は、協力隊活動とほぼ関係なくなる。しかし現在の僕に繋がるルーツを辿る部分もあるし、意外な関連も出てくるし、地域づくり等の参考となる内容もあるし、今月のメインパートだし、捨てたもんでも無いかも。

まあ、てめえのプライベートなんぞ興味ねえのよという方は、ここでブラウザを閉じていただければ。

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移動は車になるので、運転しながら食べられるスイーツにしてくださった、というわけだ。ありがたい。

音楽を流し昼寝をし、ラジオを聴き昼寝をし、一人カラオケをし昼寝をし、一人ハモりをし昼寝をし、対向車のナンバーを加減乗除して10にする脳トレをし昼寝をし、1DRFつまり一人ドラゴンロックフェスもアンコールを迎えた頃、かつて3年ほど暮らした福井県に到着。
ちょうど寒波と重なったため、雪の日本海側を避けて、内陸部から遠回りだった。

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かつて和泉村だった地域は、いわゆる平成の大合併を経て、大野市和泉地区となった。またの名を、九頭竜(くずりゅう)。川・ダム・湖などに、その名が冠されている。

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県境の山の中に位置し、大野市の中心部へも岐阜県側へも、30~40分はかかるド田舎。全国でも有数の、陸の孤島だと思う。人口は現在、450人。

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ローカル線の終着点である、九頭竜湖駅。ディーゼルの汽車は、一日に5本。

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道の駅九頭竜も、冬場は閑散。他の時季は360度の山々が美しく、観光客も多いんだけどね。まいたけ弁当・お惣菜・地元の方々が育てた野菜など、大人気なのだ。

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いまは冬眠中だけど、普段は恐竜親子が出迎えてくれる。本当に吼えるんだよ、これ。
一帯からは貝・植物・アンモナイト等の化石がザックザク発掘され、恐竜の歯など貴重なモノも、ちょくちょく出てくるのである。

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道の駅の向かいにあるのが、非営利カフェ「より処(どころ)」。みんなが気軽に立ち寄ってお喋りできるようにと、僕が発起人として立ち上げてから5年。お母さん方の手により、毎週1回のボランティア運営を続けてくれている。
特にワンコインランチが大好評。9月には鹿肉を贈り、最高の料理にしてくださった

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スタッフの皆さんが僕のために、食事会を開催してくれた。ありがたい。郷土料理・家庭料理・創作料理が、最高に旨いのだよ。2年ぶりくらいの再会を楽しむ。

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もともと助成金を活用しようと思っていたものの、諸事情により使えなくなった。だったらオールバイマイセルフで作ってやるぜ、ということでJAの空き店舗を無償で貸していただき、調度品も殆ど寄贈によって揃えられた場所。

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掲示物も、書の先生が書いてくださったり。毎週欠かさず通ってくれる方も多いし、地域みんなで作り上げてくれている場だ。
お昼ご飯だけでも毎回、30~40人が訪れるという。カフェタイムもあるし、人口から考えると、ものすごい来店率である。

お母さん方も息抜きがてら、楽しみながら運営してくださっているのが凄い。年齢を感じさせず、おそらく若者よりもパワフルな皆さんだが、無理のない範囲で続けていってくださると嬉しい。

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郷土料理である「へしこ寿司」をお土産にいただいた。これがまた旨くて、好物なんですわ。ありがたい。

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九頭竜国民休養地。春と秋には「九頭竜まつり」が開催され、数万人もの人が訪れる。このご時世になってからは、中止が続いてしまっているけども。

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その敷地内にあるホテル。より処スタッフの皆さんが、部屋を取ってくださったのだ。ありがたい。
昔ながらの感じだけど、最近リニューアルが進んでいるらしい。いま冬が来て、君は綺麗になった。

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裏手にはスキー場。雪が少なく、最近はオープンが遅れがちorオープンできない状況だが、今年は大丈夫そうだね。地区内にはもう一ヶ所、ゲレンデがある。

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部屋は和室で、良い感じ。長距離移動と車中泊で疲れた後、布団で横になれるのは至福である。

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お、へくさんぼ。つまりカメムシだ。春と秋の時分になると、異常なほど大量発生するのが、田舎あるある。家庭や個人によって駆除方法も様々だから、その話題だけで盛り上がれるというのも、田舎あるある。
活用できれば、これもある種のジビエなんだけどな。この国が食糧危機に陥った頃、考えようか。

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一晩で、これくらいには積もった。特別豪雪地帯なので、降ったうちに入らないくらい、かわいいレベルだね。

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滞在二日目は、地区内を走り回り、お世話になった方々の顔を見に行く。時にはお宅に上げてもらい、コーヒーなどいただきながら、しばし談笑。皆さん変わらず、お元気だった。

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夜には、和泉自治会による「栃の実のアク抜き講座」がちょうど開催されるとのこと。冷やかしに行くと、さらに何人かの方々と会えた。

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とち餅とか、旨いんだよね。だが、栃の実を処理するのは物凄く手間がかかるし、難しいし、できる人も僅か。そこで、名人であるお母さんから教わり、みんなで伝承しようというわけである。

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そうした積極的な姿勢で、「ここに生き続けられるために」をスローガンとし、一人ひとりが活動的に暮らしている。過疎地域自立活性化の優良事例として、総務大臣賞も受賞したくらいだ。

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講座2時間ほどの間にも、雪は積もり続ける。特別豪雪地帯なので、降ったうちに以下略。

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車道には、融雪ノズルが設置されているから便利。

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福井県の黄色い部分が、和泉地区。特別豪雪地帯なので以下略。

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三日目にも、何軒か訪ねていく。
除雪作業員さんも慣れているから、道はデコボコしておらず綺麗。ちなみにここは、地区内で唯一の信号ね。

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街の方へ下りてきた。越前大野城は、年に10回ほど雲海に包まれる「天空の城」として、徐々に知名度が上がりつつある。

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御清水(おしょうず)と呼ばれる湧き水が、市内あちこちに存在する・イトヨという希少な淡水魚が棲息している・そして地下水を引いている家庭も少なくない。というくらい、水に恵まれた土地。すなわち米も酒も、旨いのだ。
実は大槌町も湧水・イトヨで共通しており、水面下で繋がっていたらしい。水だけに。

市役所を訪れ、こちらでも数名の職員さんとお喋り。

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会う人逢う人、皆さん何かしら持たせてくれるというサービス精神。「なんもやるもん無くて悪いなあ」と逆に謝られてしまうくらいで、ありがた過ぎる。お気遣いが嬉しい。

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でっかい大根4・白菜3・キャベツ、もいただいた。ありがたい。

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「久しぶりやね」「誰かと思ったわ」「今どこにおるん」「垢抜けたなー」「若くなったんじゃない」「元気そうで良かった」「自分のやりたいこと仕事にできとるで、ええなあ」「顔が見られて嬉しいわ」「会いに来てくれてありがとう」「また待っとるで」「気いつけてな」

温かい言葉も、たくさんいただいた。一方で、会えなかった方々も、まだまだたくさん。また来年、ゆっくり遊びに来たいね。

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と、和泉愛を語ってしまうと、「じゃあ福井に帰れよ」という声も聞こえてくる。いやいや、現実って、一筋縄に行かないじゃない。人生って、色々あるじゃない。熱願冷諦ってやつじゃない。

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お次は、隣の滋賀県へ移動。友人が暮らしているのは、ちょうどドカ雪で話題になった彦根市。軽い渋滞を乗り越えて、合流。
皆さん慣れていないからか、細い道は除雪も入っていないし、歩道も埋もれてしまっている。

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焼肉に舌鼓を打ち、

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なぜかダーツをし、

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なぜかビリヤードをし、

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なぜかウォウウォートゥナイトしたら、

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アパートにお邪魔する。和泉でいただいたお酒や肴を口にしながら、少し語らい、泊まらせてもらった。

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翌朝。アパート前の道は、こんな状態だ。

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モーニングを2軒ハシゴしながら、色々とお喋り。解散となり、友人は仕事へ。

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僕は軽い渋滞に巻き込まれつつ、次を目指す。他人の居住エリアに立ち入っているのは自分なので、文句は言えないな。むしろ邪魔してるのか。

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東京都は八王子市、実家に到着した。あちこちフラフラしている身とはいえ、何やかや年に1,2回は帰ってきている。前回も、協力隊着任前の3月だ。

ちなみに、ちょいレア苗字の佐宗だが、この周辺には佐宗家がたくさんあるよ。

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君がいなくなったら、部屋ががらんとしちゃったよ。な自室へ。柔らかいベッドに潜り込み、深い眠りへと落ちてゆくのであった。
Happy New Deer...

次回、『ドラゴンの年末年始休暇(後編)』
ネクストドラゴンズヒーント!『航☆空☆写☆真』





★僕のほか9名の隊員の活動報告は、こちらorこちらから。観光・ジビエ・震災伝承・農業・移住定住の各分野で、大槌町のために奮闘中

★大槌鹿肉・ツノや革を活用した雑貨類は、MOMIJI株式会社の事務所orネット通販(ポケットマルシェ大槌孫八郎商店raviliss[ラビリス])orふるさと納税でどうぞ


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