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【2024年4月】明日、春が来たら 鹿に逢いに行こう

※「有害鳥獣問題」の実態を伝えるべく、絶命した鹿の写真を複数、掲載している。顔や血肉の部分は隠しているものの、苦手な方はご留意されたい

【まえがき】
というわけで地域おこし協力隊という肩書は無くなり、無事に?一般人となった。とはいえ、やることは変わらない。鹿ちゃんを追う日々である。このnote活動報告、改め生存報告も、続けていきたいところだ。
というわけで、岩手生活4年目スターティング。まさか福井の3年間を越えることになるとは、自分が一番ビックリである。まあ厳密には3年と1ヶ月、福井暮らしだったか。でも車の旅で3ヶ月いなかったりしたから、さらに厳密には2年と10ヶ月とかだったのか。どうでもいいのか。

【鳥獣被害対策実施隊員】
冬場の狩猟期間が終了。春夏秋に捕獲をするには、同隊員に任命される必要がある。というより、鳥獣が増えすぎて困ってるから獲ってくださいねって感じで、行政から許可が下りるというのが本来の感じか。

従事者証。これを受け取り、出猟の際には携帯しておかなければならない。不携帯だと、何気に違反となるわけだ。こういう細かい部分で、気を付けるべきことは多い。

Dg.ドラゴンスランプ サソウちゃん】
あ、鹿いた。パーン
鹿「うわーにげろー」
あ、鹿いた。パーン
鹿「うわーにげろー」
あ、鹿いた。パーン
鹿「うわーにげろー」

…ほよよ?ぜんぜん当たらん…
年度が変わって初っ端の猟から、まさかのSLUMP。定期的にある気はするが、体や心に何らかのズレでも生じているのだろう。こういう時は人間、銃やスコープや弾などのせいにしたがるけど、道具は絶対に悪くない。そんな簡単におかしくなるようなものでは無いんだから、自分が悪いだけだ。連続で外していると一気に自信も失ってしまうが、凹みつつ何発も失敗しているうち、また調子が戻ってくるのであった。

【今月のバンビちゃん】
先月と同じコだろう。このゼロ距離、きゃわわ。お口に食べかけの草を咥えちゃって、きゃわわ。

モグモグ

ビクッ

モグモグ

以上、撮影した動画よりキャプチャ。

【横断ジカ】
手を上げて渡ろうね。

キラーン モグモグ キラーン モグモグ キラーン モグモグ

【走る鹿を見てた 白いお尻 もふもふ】
うほー、いるいる。冬場に全く出逢えなかった地獄の日々と比較すると、天国のようですな。バレないよう、こっそり撮影してから撃とう。と思ったら思いっきりバレてて、逃げられた。アホやん。

【日没ジカ】
キラーン モグモグ

【××××パーティ】
とあるメンバーで集まって買い出しの後、キッチンへ。何を作ってるか、分かるかな。

そう、これこれ。タネを包む作業なんて、子どもの頃に家族でやって以来じゃないかな。今は水も油もフタも要らない冷凍食品とかあるから、便利だもんね。

140コ近くも完成。

焼いてもらったり、

水餃子にしてもらったり。

もちろん旨い。8人だから、一人あたり17コほど。余ったら持って帰れば良いよね、と言いながらも完食した。すごい。

ピリ辛チャーハンも作ってくれた。みんなで語らいながら、お腹いっぱい。ボク、楽しかったよ…さよなら天さん…いや皆さん、と言って胃袋が爆発するところだった。

【トリプル捕獲】
ある朝は、同じ場所で2頭。帰りがけにも立っていてくれたので、もう1頭。その後もまだいたが、さすがにやめておいた。いくら軽トラの荷台でも、3頭が限界だ。雑魚寝ならぬ雑鹿寝なら、もう1,2頭いけるかもだけど。血が道路に垂れたりしても良くないし、ちゃんとトロ舟に載せるべし。

【妊婦ジカ】
この時期のメスは大体、お腹が大きくなってきている。逃げる時も少し体が重そうだったり、立ち止まったりするし。

妊娠が早い個体なら、そろそろ臨月かな。羊膜と羊水に包まれた胎児は、だいぶ鹿の形が出来上がっている。「有害捕獲」という観点では、2頭分まとめて「駆除」できたことになるのかもしれないけど。やはり普段にも増して、心が痛むところではあるよ。

【落角】
オスの方は、ツノが落ち始める頃。片っぽだけになってるコも見かけるし、こうして発見することもある。

【お散歩ジカ?】
住宅地のアパートの、裏手の細いスペースなのだが。こんなとこまで入って来るのかな。シカの糞は俵型、ウサギは球形らしいけど、よく分からん。でも確かに夜とか、何か気配を感じる時はあるんだよな。獣か人か、あるいは…

【いつまでも あると思うな 親と腰】
毎日朝夕、軽トラで数時間、鹿を探しながら悪路を運転する。これは、ものすごく腰に負担がかかる。いよいよウエストが、悲鳴を上げるようになってしまった。鹿ちゃんを数百メートル引っ張ってきたり、斜面を引き上げたり、車に積んだりする際にもダメージを与えるし。姿勢の悪さや、体が細いことによる負荷なども影響しているだろう。
岩手に来て間も無い頃、尖った腰骨による激痛にやられたことがあった。ときどき疼いていたものの、それはピンポイントの痛み。だが今回は全体にキてしまっている。腰が痛いのは、つらいっすー。

以前に家族がくれた腰サポーターは愛用していたものの、加えてゴツめのやつを導入。さらにジェルクッション・腰クッション・ネッククッション・湿布・薬や漢方・エレキトリックなバン等に加え、腰に効く腰痛体操も随時。紛うこと無きおっさんの世界に突入だ。


ダサいし哀しいし情けないが、動けなくなったら死活問題。出猟も腰と相談しながら、怖々やっている状態である。ヤバそうだぞという時は、お休みにしたり。職業病と言えるのかもしれない。セルフメディケーション的に対処してみて、ダメなら専門家の力を借りるしかないか。健康って、何よりも大事ですな。

【あれは多分 早起きの前の日】
日の出は5時を切り、4時台に突入。起床は4時を切り、3時台に突入だ。一方の日の入りは18時を過ぎるようになってきたので、帰宅は19時20時台。家に帰ったら、とにかくフロ!メシ!センタク!ネル!って感じ。21時台には就寝し最低6時間は寝たいところだが、これもなかなか難しくなってきた。日中は結構がっつり昼寝することもあるけど、まとまった睡眠も大事だからね。

たぶん朝に寝て夕方に起きるようにすれば、連続睡眠時間も確保できるし、生活リズムは安定する。ただ昼夜逆転というのは、心身やお肌などに悪そうだしな。施設警備員時代に夜勤を経験して以来、できる限り避けたいよなとは思っているのだ。まあ一週間くらい、試してみても良いかもしれんが。
夏至の頃まで、まだまだ日は延び続ける。睡眠負債が溜まってきたなという時は、適度に休みつつだ。

【アナグマちゃん】
冬眠から目覚めたのか、よく見かけるようになった。林道を走行中、トテトテと逃げていくのを発見。しかしグレーチングに入り込んでしまい、上から人間に覗き込まれ、はわわどうしよーな状態。きゃわわわ。

だっしゅつ!わーにげろー

【ダブルバンビちゃん】
きゃわわわわ

【五里霧中】
ちょいちょい霧に包まれる山。こうなると中長距離は見えなくなるし、近距離にいる鹿ちゃんでも発見が遅れ、けっきょく逃げられてしまったりする。

【獲りたいの 獲れないの チャンス逃してばかり】
月の前半は、わりと調子良かったのだが。後半に入ってからは、また全然ダメになってしまった。鹿ちゃんも見なくなり、それでも一回くらいは逢えるのに機会を活かせなかったりして、不甲斐ない自分にイライラ。まあ波があるし、鹿ちゃんの方が生きるのに必死ということだし。深く考えすぎないのが肝要か。
日没後に軽くナイトサファリしてみたら、うじゃうじゃいらっしゃるんですけどねえ。

【だって だって 軽トラ走らせ一人で 山をドライビング 鹿をハンティングしたい】
大槌界隈はハンターの数が多いので、どこの猟場に行っても、だいたい他の人とカブッてしまうというのもモヤモヤ事項。お互い干渉し合ってしまってる感は否めないから、正直やる気も減退してしまう。
皆さんは趣味でも僕は生活が懸かっているので、譲っていただけたらありがたいところだけど。まあそんなことも言えないし、与えられた環境でやるしかない。そもそも僕みたいなヨソモノが入って来て、頑張って捕獲する必要も無かったのかもしれないね。全国的に、必要とされている地域に必要な数だけ、ハンターがいれば理想だよな。

【こっちを向いて シカだと言って】
山の方の桜は、下界より少し遅れて花咲く。そしてすぐ、散ってゆく。

【銃砲検査】
猟銃は3年ごとに更新手続きをする必要があるが、毎年4月の検査も必ず受けねばならない。管轄警察署の生活安全課の方々が、町まで来てくれるのだ。

使用実績や保管状況など、一人あたり10分くらいの聴き取り。そして銃の長さ等が登録どおりか計測。銃身を切り詰めて、拳銃のように携帯しやすくされちゃったりすると、治安に関わるしな。それが理由かは知らんけど。
大槌のハンター数は増加しているということもあり、非常に混雑し時間がかかる。僕は皆さんに配慮し一番最後に行ったが、一時間以上かかった。まあ仕方ない。お巡りさんも大変な仕事だ。

【氷】
気温が高くなってきたので、鹿を搬入する際は冷やしながら、というのがMOMIJIクオリティ。クラッシュアイスは配布、というか自由に持って行けるので(ジビエハンターのみ)、

ハンター自身で用意したクーラーボックスに詰め、猟へ行く。全国のジビエ施設を見ても、ここまでやってるところはほぼ無いんじゃなかろうか。

【変態という名の紳士だよ】
黒くてモゾモゾしてる生き物も見かけるようになってきた。こちらも冬眠から目覚めだしたようだ。

【天然のタピオカ】
いや、バジルシードか。みんな活動を始める季節だね。

【It may seem like a dream. Now begins a new adventure】
月末。早朝から5時間近くも車で走り回って、ついぞ一頭も鹿ちゃんを見かけず。シカのばか、もう知らない!と独り言ちても、テンちゃんにキョトンとされるだけだった。五月に期待するしかないか。黄金色の体が綺麗だね。

【悲観はしないけど なにかが足りない】
黄金といえば、世間はゴールデンな週間。鹿ちゃんいないし、休日の猟場は特に、ハンターやら山菜採りやら釣り人やら何やら増えてしまうし。僕もお休みしてやろうというわけで、正月以来、東京都八王子市の実家に寄生虫DEATH。もとい、帰省中です。
本当は平日に移動するつもりだったものの、祝日となった。僕には影響なかったが、45km渋滞とか表示されてるところも。やばすぎ。混むと分かってるのに、皆さんわざわざ出かけるんすねえ。その中に自分もいるわけだけど。写真は停車中に撮影。

【私をここへ呼び寄せるのは誰?】
さっそく知人と会うことになり、都内へ。平日の昼間からのんびり飲んで、良い感じ。実は乗降客数世界一だという巨大駅では、帰宅ラッシュで人がぎゅうぎゅう。絶対に避けたい僕は、プラス数百円で特急の指定席に乗り込んでやったけどな。
帰省中は他にも少し予定がある予定だが、それらの紹介は来月の記事になる予定。え、別に興味ないって?ばか、もう知らn以下略

【あとがき】
腰については、だいぶ良くなってきた。いろいろ試したのが功を奏したかな。座ってるとき猫背になるクセが矯正されてきたのが、結局は大きいかもしれない。姿勢って大事。全体的な痛みは和らいだものの、しばらく座ったりしてるとじわじわ来る。古傷?であるトンガリボーンのとこも、地味に疼いてる感じ。帰省でしばらく猟もお休みだし、快復した状態でまた来月、頑張りたいところだ。バラちゃんの生長も如何に。

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