★極道学園(524)

バイデンが大統領選に出ないようだが、これは賢明な判断と言えよう。狙撃され同情票を大量に集めたトランプに勝てるわけがない。ハリスは知名度が低くトランプには勝てそうもない。

ところでトランプはグリーンランドの購入を口にしたことがある。今はその話が立ち消えになっているようだが、もしグリーンランドがアメリカの領土になったらロシアは国防面から言って非常に困ったことになるだろう。

グリーンランドの北側、東側にズラリとミサイル発射台を並べ、空母を10隻ぐらい浮かべたらプーチンは恐怖のあまり病気になるのではないか。そのぐらいグリーンランドは対ロシア戦という側面から見て価値ある巨大な島である。

最近はポン社長やサンチョウさんと極地、すなわち南極や北極で何か新しい商売をやろうぜという話が多い。今朝はグリーンランドの話になった。

【グリーンランドは、島内のほとんどの土地が厚い氷に覆われており、地下資源の採掘が困難であった。しかし、地球温暖化の影響で少しずつ氷が溶解しており、今後採掘のスピードが速まると予想される。

グリーンランド周辺には大規模な油田が存在するとされており、地下資源収入が経済的にグリーンランドを支え、デンマークからのグリーンランド独立が容易になるとも指摘される。

特にレアアースは世界最大規模の鉱床であるクベーンフェルドがあり、中華人民共和国自然資源部が最大株主である中国企業の盛和資源がグリーンランド・ミネラルズの株式を買収してグリーンランドで生産するレアアースの加工を全て担っている。

しかし、中国は空港の拡張工事・レアアース鉱山開発に参画しようとしたものの、アメリカ合衆国の横槍や住民の反対で頓挫したと伝えられた。それでも中国は温暖化で通行可能となる「北極海航路」を使い、北極圏への進出を狙う。

こうした動きに対し、ドナルド・トランプは「グリーンランドを買ってもいい」と発言。住民は「トランプと気候変動が我々にスポットライトを当てた」と評価した。】

グリーンランドには気になる情報がある。

【グリーンランドは自殺率が世界最悪の地域であり、2016年には人口10万人あたり82人に達した(世界平均は10万人あたり16人)。原因の一つとして、長年続いてきた本土のデンマーク人からの差別による自尊心の低さが指摘されている。】

秋田県でも似たような話があったが、これは単に、日照時間の短さの問題ではないか。冬が長いと鬱になりやすい。

まあ、あれこれ述べたが南極ツアーPackの売上が好調なのである。アフリカと違い伝染病の心配もない点が富裕層にウケている。

次は北極あたりで何か面白いビジネスをやろうぜ、という話が盛り上がりつつある。サンチョウさんがロシアから中古の砕氷船を買い、北極海で運用を始めた。

北極は南極と違い、北極点付近に陸があるわけではなく無数の流氷が漂っているのである。その流氷が温暖化の影響で薄くなり、割れやすくなっている。その割れ目から落ちる動物、犬ぞりも多数ある。北極付近でセイウチ、アザラシなどを捕獲して暮らしている人々の生活は徐々に変化していくのであろう。犬ぞりは過去の遺物になるかもしれない。

グリーンランドは氷が次々溶けて可住スペースが増え豊富な鉱物資源の産出国として生まれ変わる可能性が多大だ。中国、アメリカはそれを知っているからグリーンランドに強い関心を持っているのである。

その点、日本の政治家は国内の些事、雑用に忙殺され海外ビジネスへの嗅覚が無に等しいので悩ましい限りである。

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