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【私の視点】美容整形外科の二重手術”永久保証”広告に思うこと


美容整形外科の広告はテレビ、電車内の広告、インスタグラムといったSNSでよく見かけます。

○広告に関連する記事はこちらもご参照ください

SNSで広告をよく見かけると感じるのは、
私が美容医療に関連した内容の検索をよくするので
自動的に反映されてお勧めされているだけかもしれませんが💦

この広告をみるとき、気になることがあるのです。
二重整形の埋没法で
"永久保証"や"一生保証"つきと記載がある広告があるのですが、保証をつける意味があるのかということです。(私の私見です)

電車で見かけた広告では一生保証に※がついて
広告の下の方に小さなな文字で

※同じ位置に再手術

といったような内容の記載がありました。
(完全に同じ表現ではないですが)

二重整形の、埋没手術をして
糸が緩む、固定が取れるなどした場合に
同じ二重のラインに再度手術が行えるといった内容です。

二重の幅を変える場合は期間限定の保証だったり、
そもそも幅を変える場合は保証の適応が使えない場合もあるようです。

埋没手術の、手術したあと早々に、
固定の糸が緩んでしまう、取れてしまうなどの場合

  • 二重の幅が幅広い設定で、固定に無理がある

  • まぶたが厚ぼったく、埋没法での固定が向いてない

などの可能性もあります。
こういった、そもそも埋没手術で二重を作るのが向いていない場合は、
同じ埋没法てで再手術をしても、再び糸の緩みが繰り返し、二重の線が糸が取れて薄くなる可能性があります。

長い間幸い二重の線がもって、年歳が上がってから糸が取れた場合はどうでしょうか?
年齢があがると、今度は、眉下から瞼にかけての皮膚が次第に伸びてきてしまっています。

まぶたの皮膚のたるみが多い場合は埋没法以外の方法の方が、二重の手術として適する場合もあります。

"永久保証"、"一生保証"の響きは安心感を抱かせます。
しかし、その保証内容について、よく理解されてから
その保証分の値段を払う価値があるか判断してください。

また、手術をしたクリニックが経営不振で無くなってしまった場合、一生や永久の保証は可能なのでしょうか?

費用対効果をよく考えて、
その手術を受けるべきかの判断をしましょうね


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