【独り言】形成外科の視点から働くとは何か考えてみた
仕事のストレスとほとんどは人間関係なのかも知れない
私たちは病院から給料をもらっている
病院の顧客は、患者さんである
利益は診療から産まれる
つまり、雇用主から従業員に求められることは、
患者さんにとって利益になること=病気の治療
である
それなのに、悩みの多くの種は
他者からの評価や、それに伴う人事異動
セクハラ、モラハラ、パワハラ
自分が報われないとの嘆き
ばかりである
医師はもっと目の前の患者さんに集中すればいいのにと
心から思う
形成外科の手術は多岐に渡るが
眼瞼下垂の手術が好き、再建などの大きな手術が好き
など、医師によって興味の方向は様々だろう
一方で、一般外来に来る患者さんの多くは
外傷や難治性潰瘍、皮膚腫瘍などだろう
「自分が報われないとの嘆き」
については、具体的には本当は自分はこの分野が興味あるのに、自分はやらせてもらえないといったことも一例である。
この手術がやりたい!興味がある!というやる気の満ち溢れた若者も多いだろうが、
そもそもの需要が多いところを診療せずに、興味のあることだけやりたいっていうのはただのワガママでしかない。あくまで病院から雇用されている身なのだから。
大学病院にいて、自分の興味のある分野しか見たくないと思っている人は、その場所は適していないと早く気がつくべきだ。
たとえば、某癌センターに行ったら、基本的に再建の症例しかこないし、美容の鼻や目に特化した某クリニックなら、その症例しか来ないだろう。
それでも大学病院に残りたいという人は、
需要があるもの何でもやると腹をくくるべきだ。
門戸を開いていれば、やがて自分がやりたい症例も一定の割合で回ってくることになるだろう。
「他者からの評価や、それに伴う人事異動」
「セクハラ、モラハラ、パワハラ」
この2点で、今の職場で不満があるなら、
我慢する必要はない。
職場をやめても良い。
自分は、この病院を離れたら何もない
と感じる人もいるかもしれないが
人生は長い。あと20年以上働く人も多いだろう。
それに、世界は広いし、真っ当な人間もたくさんいる。
他者からの評価については、相手との相性の問題もあるだろう。
違う世界をみれば、自分のいた環境を冷静にみることができる。
環境を変える勇気のない人は、一生愚痴だけ言うつまらない人生を送ることとなるだろう。
モラハラ、パワハラを我慢したところで、それをしてくる人は、あなたの人生をこれっぽっちも保証してくれない。
自分の身は自分で守ろう。
我慢する必要はない。
あなた自身を大切に。
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