全ての「学生」講師が悪いんではないのです。それで、儲けよう、という企みがイヤ!
前回、学生講師を安く使って、儲け主義に走っている大手塾や、家庭教師会社として、プロだけでなく、恐ろしく低い時給で学生を家庭教師として派遣している企業がある、と書きました。
反響が大きくて驚いていますが、要するに、ご家庭の「お兄さん、お姉さんのような優しい家庭教師の先生が良い」というご要望は、気持ちは判りますが、決して生徒を「ヤル気」にさせる力が十分ではありません。だって、経験が最大でもたった4年間ですから。
もちろん、優秀な学生講師もいるでしょう。しかし、私が問題としたいのは、アルバイト講師を沢山雇って身分の保証もせずに、働かせるだけ働かせているブラックな塾が多過ぎる、ということです。
保護者から見れば、学生講師も専任講師(つまり正社員)もスーツ着ているので、同じに見えます。面談で集団塾なのに、自分の子どもだけ特別扱いを要求するモンスターペアレンツにも、笑顔で接しなくてはならない・・。そんな環境で働かせられている学生さんたちに、自分の「担当のクラスの生徒全員を、成績上げてあげたい!!」って本気で思えるでしょうか?
ということなのです。前回は、所詮「学生は学生」という能力面に焦点が当たっているように見えたかも知れません(私は4桁の学生を指導してきた経験から、学生たちが一流大学でも、恐ろしく社会常識を知らない、こともよくあるのはともかく)。
それよりも、大した給料も払わずに、過大な職務と責任を押し付ける、その雇う側の学習塾や予備校の姿勢の問題を大きく問いたい、のです。経産省所管ですから、利潤追求は当たり前。だから個人指導より、圧倒的に経済的には安いはずです。
だから、保護者は、塾で自分の子どもの成績が上がらない、と家庭教師を付ける例が多いのですが、それを前提としたその塾での上位クラスに上がるためだけにその塾のカリキュラムを持っているプロ家庭教師会社も少なくありません。そういうプロ講師ってプライド、無いのでしょうか?
私だったら、塾のフォローより、私自身の開発したDr.美子メソッドで、成績をぐんと伸ばしてあげたいですけどねぇ。
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