「学習」と「政策」の研究とは!?

以前、旧Dr.美子塾を「学習政策研究所」と改名した理由を書いたことがあります。私どもの言う「学習」とは、所謂「勉強」とは違い、主体的な知識習得のための学びです。

以前、「教師なし学習」の話をしましたが、これは、例えば私が大学の大教室で300人の履修学生を相手に板書すると、私が何も言わなくとも、彼らはノートに私の板書を写し始めます。この習慣は、多分小学生からついていて、担任の先生が黒板に書くと、ノートに写す、という習慣が身についているからです。これも「学習」した結果の行動です。

また「政策」というと政府や地方自治体が考えるものと一般的には考えられますが、私どもが「政策」を使うとき、それは個人の政策過程です。例えば、定期試験まであと2週間だから、この間何をやろうかな、と自分で計画するのも、個人による「政策」です。

強調しておきたいのは、このような「自発的な行動」を自らが自らに課すことにより、強制的にやらされるイメージの強い「勉強」に比べてアクティブで、その成果についても成功要因・失敗要因分析し、次の機会に備えることができます。文系・理系のDr.の共通見解は、命令ではなく、自己啓発です。
この研究成果は、十分な数の生徒さまの実績で、効果が実証されているため全て上から目線で教える「塾」と名乗らないのは、そのためです。

私たち「学習政策研究所」は、この内発的で自発的な学習阻害する要因があれば削除し、自らの意思で進めるための支援体制が必要であり、それこそが私たちのなすべき責務だと考えております。だからこそ、ご家庭では「勉強しなさい!」は禁句にして欲しいのです。


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