北城雅照:信頼される整形外科クリニックの作り方

・医療法人社団新潮会理事長 ・医師・医学博士・経営心理士 ・東京都立大客員教授 東…

北城雅照:信頼される整形外科クリニックの作り方

・医療法人社団新潮会理事長 ・医師・医学博士・経営心理士 ・東京都立大客員教授 東京都足立区に整形外科クリニックと病院を開院し、開院100日で延べ受診患者数1万人を達成。 整形外科病院を開設し、コロナ禍でも病床稼働率80%で運営している。 趣味は、サーフィンとプログラミング。

マガジン

  • 信頼される病院・クリニックの作り方

  • 足立慶友DX事業部

    医療法人社団新潮会(https://adachikeiyu.com/)足立慶友整形外科(https://clinic.adachikeiyu.com/)では、法人に所属する医療者が主体となって、「自らが現場で感じる課題を、自らのデジタルの力で解決する」DX事業部を立ち上げました。 当院での取り組みを皆さんにも共有させていただき、皆さんが所属する医療機関でも同様な取り組みができるように情報共有ができればと考えています。 最終的には、多くの医療機関に医療者発信のDx事業部が生まれ、このマガジンがそのDx事業部の横の繋がりになる存在になれればと考えています。

最近の記事

楽しく働くことが一番大事

「Why-How-What」フレームワーク これまで当院のMissions, Tasks, Vision, Valuesについてお話をして来ました。 ところでみなさんは、『Why-How-Whatフレームワーク』をご存知でしょうか? 何か商品やサービスを考える際に効果的なフレームワークの一つです。 Apple社を例に考えてみたいと思います。 『世の中を良いものに変えたい。』 = Why:解決したい問題 『そのためにThink differentが必要だ。』 = Ho

    • 当院は何を世の中に提供し、どのような姿を目指しているのか?

      使命が提供する「価値」と「目指すべき姿」 使命を掲げることによって集団が組織に生まれ変わり、世の中に価値を提供できる存在になれることは、以前のお話をしました。 そこで当院は下記の3つを使命に掲げることにしました。 使命① 正しい医療を提供し、患者さんを健康にして、その方の人生を豊かにする。 使命② 患者さんの受診体験を最高のものにする。 使命③ 関わる人全てが笑顔になれる場所を創る。 この使命に取り組み続けることで、当法人はどの様な価値を世の中に提供し、どのような存

      • 他人事のままでは、使命は形骸化する。

        使命を実現するための3つの課題。 これまで、当院の3つの使命とそれに基づく3つの課題についてお話をいたしました。 使命①:『患者さんを健康にし、その人の人生を豊かにする。』  → 課題①:『その医療は、本当に患者さんを健康にするか?』 使命②:『患者さんの受診体験を、最高のものにする。』  → 課題②:『そのサービスは、本当に患者さんを笑顔にするか?』 使命③:『関わる人全てが笑顔になれる場所を創る。』  → 課題③:『自分たちは笑顔で働けているか?』 ここでい

        • 自分たちは笑顔で働けているか?

          組織には、その存在理由=使命(Mission)が必要です。 当院は2019年4月の開院当初から、世の中に価値を提供できる組織になるために、3つの使命を掲げることにしました。 その3つ目が以下になります。 当院の使命③:関わる人全てが笑顔になれる場所を創る。 これまで10年ほど医療業界で働いてきましたが、その中で様々な問題点に気づきました。 その中でも特に気になった3つの問題点について解決できるような使命を当院の使命に掲げたいと考えました。 3つ目に問題点だと感じたこ

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        • 信頼される病院・クリニックの作り方
          2本
        • 足立慶友DX事業部
          0本
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        記事

          そのサービスは本当に目の前の患者さんを笑顔にするか?

          組織には、その存在理由=使命(Mission)が必要です。 当院は2019年4月の開院当初から、世の中に価値を提供できる組織になるために、3つの使命を掲げることにしました。 その2つ目が以下になります。 当院の使命②:患者さんの受診体験を最高のものにする。 なぜこのような使命を掲げたのか? それは、これまで10年以上医療業界で働いてきた中で感じた、問題点を解決できるような使命を当院の使命に掲げたいと考えたからです。 その問題点とは『医療業界全体に蔓延するのサービス業

          そのサービスは本当に目の前の患者さんを笑顔にするか?

          その医療は、本当に患者さんを健康にするのか?

          組織には、その存在理由=使命(Mission)が必要です。 当院は2019年4月の開院当初から、60人超えるスタッフを集める必要がありました。 この集団を組織としてまとめ上げ、かつ世の中に価値を提供するために、明確で具体的な使命が必要です。 その結果、当院は3つの使命を掲げることにしました。 当院の使命①:正しい医療を提供し、患者さんを健康にし人生を豊かにする。 使命を考えようと思った時、まずは自分が医療を志した原点と、これまで自分が体験してきた医療現場で何が問題にな

          その医療は、本当に患者さんを健康にするのか?

          集団が組織になるためには使命(Mission)が必要。

          『使命(Mission)を掲げることの重要性』 2019年の8月に足立区の五反野で整形外科の診療所と整形外科・リハビリテーション病院を新規開業いたしました。 2022年現在では120名ほどの規模まで成長しましたが、開院当初は60名弱の規模でした。 それでもそれなり大きな規模です。 このスタッフたちと歩んでいくために何が必要か。 そこまず私は『私たちの使命(Mission)』を明確に示すことをが大切だと考えました。 なぜ使命(Mission)を掲げる必要があるのか?

          集団が組織になるためには使命(Mission)が必要。

          迷わず行けよ、行けばわかるさ。

          プログラミング初心者が勉強開始6ヶ月でプログラミングスクールを開講昨年の12月まで、プログラミングの初心者だった。 今もまだまだ成長段階だが、ちょっとづつ、自分が作りたいものやその作りたいものを作れるようになってきた。 ところで私は医者で、半年ほど前から医療者向けのプログラミングスクールを開講した。 なぜ開講したのか。1期生も卒業し年末なので、その理由をまとめてみることにした。 普段あんまり毒のある文章を書かないが、今回は毒を込めて文章を書こうと思う。 なぜ医療者向

          プログラミング学習を始めて1年経ったので、この1年間を振り返ることにした。

          怒涛の1年間を振り返ってみる「自分のテクノロジーの使い手になりたい」そう思い立ったのが、昨年の2020/11/2。自分の40歳の誕生日の丁度7ヶ月前でした。 その前から、プログラミングには興味があり本やオンラインの学習サイトなどをやってみたのですが中々続けられず、途中で辞めてしまうを繰り返していました。 プログラミングスキルという、その当時の僕には念能力に近いスキルを手に入れるために、「40歳を迎えるまでは、絶対に諦めない。もし諦めた場合は、今後一切プログラミングには手を

          プログラミング学習を始めて1年経ったので、この1年間を振り返ることにした。

          自分に負荷をかけることの大切さ

          創れる人になりたい今年の6月で40歳を迎えます。 それなりにおっさんになってきましたし、大学院で研究者生活も行ったことがあるせいか、世の中をやや冷ややかな目で(=いい意味で批判的)見れるようにもなってきました。 そして最近感じたこと。それは、 『世の中には、あるものを批判や評論する人やそれを横流しにする人(=転売屋)は多いけど、実際何かを作り出している人(=真のクリエイター)は少ない。』 そして、 『そんな転売屋がもてはやされすぎている』 ということでした。 キ