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『文章が一瞬でロジカルになる接続詞の使いかた』 要約①

文章を書くことを仕事にしようと思うと
「ロジカルライティング」が必要です。

なぜなら、ロジカルではない文章で
意見や主張を伝え、理解してもらうことは
とても難しいからです。

そして、ロジカルライティングをするうえで
必ず話題にあがるのが「接続詞」です。

その理由は、接続詞が文章を
ロジカルに組み立てる役割を
果たしているからです。

実際、タイトルにあげた
『文章が一瞬でロジカルになる接続詞の使い方』も、
かなり論理的な内容となっていて、
読むのに頭を使います。

それが原因なのか、一読しただけでは
本書に取り上げられた理論をうまく
扱えるとは思えませんでした。

そこで、まだ読了していませんが、
本書の内容を復習をかねて自分なりに要約し、
整理した状態でまとめていきます。

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なぜ接続詞が必要なのか

「接続詞がなくても文章はなりたつ」
という考えの人もいるでしょう。

たしかに、すべての文章で接続詞が
必要となるわけではありません。

たとえば「小説のように時間の流れに沿って
話が進んでいく文章では、接続詞を使うと
かえって美しさを損なう」
という旨が本書にも記されています。

しかし、説明や意見の主張を目的とする
文章においては「美しさ」よりも
「わかりやすさ」が求められます。

なぜなら、説明や主張というのは
「相手が知らないことを説明していく」
ことであり、「前の文章から後の内容が予測できる」
展開にならなければ、わかりにくいからです。

そこで、接続詞の出番となるわけです。

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接続詞の意義

接続詞の存在意義は
「文章の展開を予測しやすくする」ことにあります。

具体例で説明しましょう。
「なぜなら、~」と文章がはじまれば
「いまから理由を説明するんだな」
と思いながら読むことができます。

「加えて、~」とはじまれば
「何か補足があるらしい」
と考えます。

このように、接続詞のあとに続く展開を
読者に予測させやすくすることで、
読者のストレスを軽減できます。

本書では「たとえるなら、
接続詞は『道路標識』である」
と表しています。

また、執筆している本人も、
接続詞をきっちりつけることで
「論理的に書けているか」を
確認することができます。

なぜなら、接続詞を使って前の文章と
つなげることができない場合、
その文は「話の飛躍」や「説明不足」に
おちいっていることになるからです。

なので、この文章も段落のはじまり以外は
ほぼすべて接続詞から書き始めています。

自分でもかなりそれらしく
書けているように感じますが、
いかがでしょうか。

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ロジカルライティングは「接続詞」+「一文一義」

「自然な流れの文章であれば接続詞は省くことができる」

という話を聞き、接続詞を省くことに注力していた時期もあります。

しかし、順序が逆でした。

基本的に、論理的な文章を書くのであれば
「接続詞」は必要不可欠で、
すべての文につけるべきです。

そうしてはじめて、
「不要な接続詞を取り除く作業」に
移ることができます。

加えて「一文一義」のルールを守れば、
かなり伝わりやすい文章になるはずです。

「説明文やコラム文で内容がまとめられない」
という人は、ぜひ「接続詞」と「一文一義」
の組み合わせを意識してみてください。

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