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サイクリングイベントのススメ

サイクリング伝導士の加納です.先日,自身の「ロングライドの記録<走行距離トップ5>」を紹介しましたが,今回は,最近参加したサイクリングイベントを紹介します.最近とは言っても,今年はことごとくイベントが中止になっていますので,昨年の「ツール・ド・東北」と一昨年の「サイクリングしまなみ」「ジロ・デ・種子島」です.

ちなみに,私,某大学のサイクリングサークルの顧問もしています.

2019年9月15日 ツール・ド・東北

東日本大震災のあと,被災地復興を掲げて始まったのが「ツール・ド・東北」です.石巻を拠点に,いくつかのコースが設定されています.私が参加したのは,気仙沼から石巻まで南下する「気仙沼ワンウェイフォンド」,100kmのコースです.

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重量級クロスバイクの友人と一緒だったので,カーボン製ロードバイクを駆る私は非常に楽で,100km完走した後も,まだまだ走れる状態でした.実際,100kmはいつも週末に走るくらいの距離なので,大したことはありません.ただ,リアス式海岸を舐めていました.海と山が近接していて,複雑に入り組んでいるということは,海岸沿いの道路のアップダウンも激しいということです.義務教育の教科書で勉強したリアス式海岸の何たるかを,ようやく身を以て理解したサイクリングでした.

「気仙沼ワンウェイフォンド」は美しい海岸線を走る気持ちいいコースですが,ゴール近くで,石巻市立大川小学校に立ち寄ることができました.東日本大震災のとき,なぜか逃げることをせず,多くの児童が津波に呑み込まれた小学校です.校舎は当時のまま残されていて,正直,言葉が出なかったです.

ゴールした後,自分が写っている川北新報の特別版をもらいました.

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「ツール・ド・東北」の前日,一関から気仙沼まで走った後,「奇跡の一本松」まで行ってきました.途中,造成中の土地が多く,復興はまだまだといった感じでした.

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「奇跡の一本松」に行く前に,「新富寿し」でフカヒレ丼をいただきました.東日本大震災のあと気仙沼で活動されていた方に教えてもらったお店と料理です.昨年も色々と美味しいものをいただきましたが,最も衝撃的だったのは,やはり,この最高級のフカヒレ丼です.フカヒレの概念が変わりました.そのへん(と言っても祇園とかですが)の中華料理で出てくるフカヒレ姿煮とは一線を画します.丼ぶりに8000円出すのも初めてでしたが.

2018年10月28日 サイクリングしまなみ

超有名サイクリングイベントです.しまなみ海道はサイクリストの聖地とも呼ばれ,海外からもサイクリストが馳せ参じる風光明媚なルートですが,「サイクリングしまなみ」では,なんと,今治と尾道の間の自動車道を封鎖して,自転車で走ることができます.

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何としてでも参加したいと思っていたので,通常版エントリーではなく,金額も高いが色々なお土産がもらえて,確実に参加できるプレミアムエントリーを利用しました.瀬戸内海にかかる橋を渡るのは爽快そのもので,自動車道のため路面もよく整備されていて,最高のサイクリングでした.海外からも多くのサイクリストがエントリーするのも頷けます.凄い人気のため.抽選にはなりますが,お勧めです.

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イベントの前々日には,道後麦酒と一緒に,松山鯛飯をいただきました.松山は鯛飯が有名ですが,松山鯛飯と宇和島鯛飯があります.前日には松山観光をして,歴史ある街と食事とお酒を満喫しました.

2018年9月9日 ジロ・デ・種子島

「スーパー安納いもプロジェクト」でお世話になっている種子島です.種子島を活性化するためにどのような取り組みが有効かという話題になると,「サイクリングイベントをやりましょう」と言い続けていた私としては,第1回ジロ・デ・種子島が開催されると聞いて,行かないわけにはいきません.それで,種子島1周150kmを走ってきました.

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スタート前に,火縄銃を撃つイベントがありました.さすが種子島です.そこで市役所の方々や市長さんとも挨拶をして,いざ種子島1周へ.しかし,生憎の雨天でした.というか,豪雨でした.そのため,一時走行中止になったりしました.私自身も,下り坂でコントロールを失って,草むらに自転車ごと突っ込むというアクシデントもありました.幸い,ケガはしませんでしたが.それでも,後半は天気も良くなり,種子島の素晴らしい景色を堪能しつつ,サイクリングを満喫しました.

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ジロ・デ・種子島の終了後,知り合った方々と種子島の味覚を満喫しました.この日のメインは伊勢エビ.トッピー(トビウオ)の唐揚げなど,京都では食べられない料理が色々とあり,いつ行っても,美味しい海鮮料理と焼酎を楽しんでいます.

サイクリングイベントは楽しいです.未体験の方は是非.

© 2020 Manabu KANO.

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