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そこに生きる者

 しかし、男が置かれている身は、ただ今日を生き延びる、それだけのためにわずかな食料と水を求めて、この荒れ野を放浪する毎日だ。

 面白いのは、戦争後や、大災害の後となると、闇の勢力やら、モラルの無い者たちが闊歩するものなのだが、時に男が人間にあっても、そのような者はいなかった。

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