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海獣学者の知られざる日々がおもしろい、「海獣学者、クジラを解剖する。」

こんにちは、サカモトです。

今回は、こちらの本、「海獣学者、クジラのしていますを解剖する。」を紹介します。

世の中には、色んな仕事があるんですね、いやはや勉強になりました😆

作者

作者は田島木綿子さんで、国立科学博物館に勤める海獣学者です。イルカやクジラなど海の哺乳類を研究、標本にしたりといったことを仕事にしている方だそうです。

科学博物館といえば、過去に恐竜博には行ったことがあります。恐竜以外はあまり興味ないんですが、今度また行ってみようかな?

恐竜の展示の様子はこちらの記事に詳しく書いてます。



毎日のようにクジラが座礁している

クジラやイルカなどが海岸に流れ着き、自力で海に戻れない状態になることをストランディングというそうです。いわゆる座礁の状態です。意外だったのが、ストランディングは年間で300件以上あるそうです。つまり、毎日のように日本のどこかの海岸にクジラやイルカが流れ着くそうです。

ストランディングの通報を受けると駆けつける日々

ストランディングの通報を受けるとできるかぎり、現場に駆けつけ、生きている場合は海に戻し、死んでいる場合は回収できる場合は回収する、そんな毎日を送っているそうです。

寒いところもあれば、暑いところもある。また、複数人で出かけられるところもあれば、一人でいって、近くの人に手伝ってもらって車に載せることも日常茶飯事だそうです。

そして、匂いも強烈で作業で何時間もしていると、匂いが染み付いて、近くの人に顔をしかめられるほど強烈な匂いなんだそう。公共交通機関で現地に駆けつけた場合は、帰りは当然そのまま乗って帰れないので、銭湯によるも、そこでも匂いが強烈過ぎて窓をあけられたりなど一悶着あるので一苦労とのこと。一体どこまで強烈なんだろうか🤔

なぜ、海岸に打ち上げられたのか、なぜ死んだのかなどを調べるとともに、標本にできるものは標本にしていくんだそうです。標本にする特別な機械も紹介されてました。動画を探したらあったので一応貼っときますが、煮立てて骨だけにする機械だそうです。このように標本にして、いつでも展示できるようにしているそうです。


世の中にはいろんな職業がありますね

世の中には、まだまだ自分の知らないいろんな職業があるんですね。色々と勉強になりました。

ということで、海獣学者の日々がどんな感じなのかやもちろん、海の哺乳類がどんな生態なのかも分かる一冊になっています。なかなかおもしろいですよ。

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