見出し画像

『阪大生の宣言文 今を生きる学生の目指す社会』収益寄付報告

『阪大生の宣言文 今を生きる学生の目指す社会』をご購入くださった皆さま、ありがとうございました。

「想像以上にこの世の中には優しさに溢れており、その優しさに気がつくことができてよかった」「普段の生活では聞くことのできない個々の決意を知ることができて、大学で学ぶ面白さを改めて実感」、「みんなが思い描く社会が実現したらどんなに素敵な社会になるのだろう」、「自分のやりたいこと大事にしたいことを話し聴くような機会はあまりないので楽しかった」

上記は、この宣言文に取り組んだ大阪大学の学生たちの感想です。

本書の収益はすべて社会貢献活動へ寄付させていただくことをお約束していました。寄付を終えましたので、ご報告させていただきます。

『阪大生の宣言文』の編集に携わった5名(乾亜里沙さん、河野真結さん、田中凛さん、栂歩実さん、山田悠希さん)が協力し、相談して寄付先を決定しました。以下にご報告いたします。

『阪大生の宣言文 今を生きる学生の目指す社会』寄付報告書
大阪大学人間科学部
乾亜里沙 河野真結 田中凛 栂歩実 山田悠希

『阪大生の宣言文 今を生きる学生の目指す社会』出版へのご協力、またご購入いただきありがとうございました。その際、収益はすべて社会貢献活動へ寄付させていただくことをお約束していました。寄付を終えましたので、遅くなりましたがご報告させていただきます。

さて、『阪大生の宣言文』は今年4月に出版しましたが、3か月後の7月、私たちは寄付先となる活動団体の検討・決定を行いました。その際、

・事業内容(購入者や私たちの思いに合うものであるか)
・規模感(寄付額に合っているか)
・信頼性(寄付金を適切に使用してくださるか)
・寄付により活動団体や利用者にどのような変化がもたらされるか
・候補となった活動団体を比較したときの、その団体の特徴

などを判断材料とし、各自で候補団体を調べた上で話し合いを行いました。上記の話し合いの結果、寄付先は「NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)」に決まりました。この場を借りて、ココルームの紹介をさせて頂きます。

地域に根ざしながら、さまざまな人々と出会い、社会に関わり、表現と学びあいの場づくりを行うココルームは、暮らし、仕事、関係性の中で、それぞれの人が正直にありのままに生きることをお互いに大切に、そして社会と接続する仕事場として活動していらっしゃいます。現在は西成・釜ヶ崎に拠点を構え、誰もが学べる「釜ヶ崎芸術大学」、地域の方のちょっとした相談事に耳を傾ける「まちかど保健室」など、さまざまな「であいと問い」を重ねています。(参考:ココルームホームページ)

さて、ココルームに決めるにあたって、「直接行ける距離である」ということも大きな理由となりました。せっかくであれば、私たちの思いを直接お伝えし、寄付金を手渡ししたいと考えたためです。そして緊急事態宣言が明けた10月18日(月)、実際にココルームを訪問し、ココルームを運営する「NPO法人こえとことばとこころの部屋」代表の上田假奈代さんとお話させていただきました。そこでは『阪大生の宣言文』のご紹介、寄付までの経緯のご説明、贈呈式を行いました。写真は、贈呈式のものです。

タイトルなし

これまで、編集、校閲、宣伝と、分からないながらも初めての経験をたくさん積み重ねてきましたが、最後には寄付という形で一人ひとりの想いが社会に役立った姿を見届けることが出来ました。たとえそれが小さな一歩だとしても、宣言実現に向けた行動を着実に積み重ねていきたいと、改めて強く感じるきっかけとなりました。

この日を迎えられましたのも、皆様お一人おひとりの想いがあってこそだと感じております。ふとしたとき、前を向きたくなったとき、あるいは立ち止まりそうになったとき、この一冊が皆様の心の拠り所となればと思います。

最後になりましたが、この本を出版するにあたりご尽力下さった稲場先生をはじめとする関係者の皆様、上田假奈代さんをはじめとするココルームの皆様、そしてご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?