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ジャンクの本気の片鱗

きました本物のジャンク。ブリッジ固定ネジが2本、内部で折れています。細いレンチを差し込んでみたら確かに中に残っている。これを抜くのは骨が折れそうです。しかし抜くイメージはある。挑戦してやりましょう。

ピックガードとブリッジのネジはサビが激しく頭もつぶれ気味なのとネジをはずしても張り付いているという状態からかなり長期間放置されていたようです。アタマをナメないよう慎重に回し、上記の折れていた2本以外はどうにかはずせました。

しかしとにかく張り付いている。ピックガードなんて全面接着してあるのかと思いました。これはもしかしたら塗装によるものかもしれませんね。でもブリッジ裏ボディ側にアルミが張ってあって、ブリッジがそれに張り付いているんですよ。タバコのヤニの影響とかなのかな。昭和の喫煙率は現代よりはるかに高いですから。

ピックアップはピックアップカバーを木ネジでボディに固定する構造のようですが、ネジをはずしてもピックアップが取れません。これも張り付いているのかな。力尽くは怖いのでもう少し様子を見てから当たります。それにしてもカバーをはずすとサビがさらにひどい。

あとフェルナンデスもそうでしたけど、この時代ってジャックが角型のプラボディでやたらでかいですね。堅牢そうだけど中が見えなくて磨けません。どっちみち交換するつもりだからいいんですけどね。

グレコのカタログを見るかぎりではPB-420とかPB-580とかが近いように思えるのですけども謎のスイッチが謎すぎて特定できません。開けてみたらコンデンサがハンダづけされている。ますます謎です。ONOFFスイッチを増設したとかなのかな?ラインに繋ぐタイプのチューナーっていつ頃から存在するんだろう。

一応PB-580には末尾RのPB-580Rにすることでチェリーレッドがあるようなのでそれが一番近いんじゃないかと思います。スイッチさえ無ければ。だとすると1975年(昭和50年)ですね。ネックをはずせばシリアルとか見つかるのかな。なんかそんなので年代を特定できたりとかあるはず。ネックのボルトも心配なので今回は初めてネックをはずしてみるつもりです。

これまでで一番の難物になりそうな予感、というかすでになっていますね。今まではひどく汚れていたとしても損傷はありませんでしたから。でもたぶん直せる範囲です。とにかくネックが心配ですがやるだけやってやりましょう。

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