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こだわりを捨てて、脱力する

小学生の時、新しいノートを買ってもらうと、すごくワクワクした気持ちになった。
始めの1ページ目はいつもより丁寧に字を書いて、色ペンやマーカーも「このノートではこれとこれを使う」と決めて統一感も意識した。

しかし、少しでも自分の字が気に入らなくなったり、
アクシデントで色ペンのインクが手について紙を汚したりすると、
容赦無く紙を破り捨てた。
そして、そのページはなかったものとして、また1から同じ内容を書き写す……そんなことを繰り返していた。
(無駄にしてしまった紙たち、ごめんよ)

あれから十数年経った今、
デジタルが発達したことで、手書きのノートを書く機会は減り、紙を破り捨てることはなくなったものの、
私は未だにいろんな「こだわり」を捨てきれずにいる。

こだわりの例
・部屋のドアは常に閉める(他の部屋のドアが開いていたらわざわざ閉めに行く)
・テーブルや棚に置いてある物の角度を揃える
・本棚の本は背の低い順に並べる
・ご飯を食べたらすぐ食器を洗う
・タオルを畳む時は同じ向きにする
・顔を拭く時は必ずティッシュで拭く
・お風呂に入ってない状態でベッドで寝転がらない、ベッドでお菓子を食べない
などなど......

出典:普段の私

こうしたこだわりの多くは「こうしなきゃ」と無意識でやっていることであり、
逆にやらないとムズムズ感に駆られてしまう。

よく親や彼氏からは「こだわり強すぎ!そこまでしなくてもいいでしょー」と言われるけど、
しょうがない。
自分が好きでやってるんだから許してくれよと思っている。

ただ、自分自身でもたまにこだわりすぎて疲れてしまう時がある
色々なことが「自分の理想の状態」になっていないとストレスになるからだ。

そこで最近、こだわりを捨てるために、脱力する練習をしている。
その方法とは、「まあいっか」を口癖にすることである。

例えば、テーブルの上に物が乱雑に置いてあっても、「まあいっか」と思い、無視する。
ここで重要なのは、完璧でない自分を受け入れて、少し脱力してみるということ。
こだわりなど関係なしに、一般的にテーブルの上がぐちゃぐちゃだったら片付けた方がいいけど、とにかく「まあいっか」と思ってみる。

この練習を続けていると、次第に「全部が完璧じゃなくてもいいか」と思えるようになり、少し心に余裕が出てくる。
もちろん、全てのこだわりを捨てることはできないけれど、「ここはまあいっか」、「ここはやっぱりちゃんとやろう」というように、
こだわりの取捨選択ができるようになってくる。

こだわりを持つことは悪いことではない。
ただ、もしこれを読んでいる人の中に、こだわりが強すぎて自分で自分の首を絞めてしまっている人がいたら、
ぜひ今日から「まあいっか」作戦を実行してみてほしい。

長い長い人生、心にゆとりを持って生きていきましょう。

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