Doula Nory

ペルー人と日本人のハーフ。育ちは和歌山。 シドニーで8歳の息子をホームスクーリング。 …

Doula Nory

ペルー人と日本人のハーフ。育ちは和歌山。 シドニーで8歳の息子をホームスクーリング。 出産、産後をお手伝いするドゥーラ、催眠出産(ヒプノバース)の講師、マッサージセラピスト、 健康アドバイザー https://norikoamies.wixsite.com/doula

最近の記事

子供が好きじゃない

先日、「高齢になる前に妊娠したい。夫も子供を欲しがっている。でも自分は子供好きでないから心配。」という方から相談を受けました。 特に若い方には、このように悩む方が多いのではないのでしょうか? 少子化が進み、年下の子供と遊ぶ機会や、年下の子供の面倒を見るも機会減り、子供達と時間を過ごすという機会が減ってきています。 毎回日本へ行く度に子供の数の少なさに驚きます。 日頃から、小さな子供達が周りにいて、触れ合う機会が多い、という場合、子供の純粋さや可愛らしさに気づくことも多

    • 陣痛促進剤を避けたほうがいい理由

      いままで色々なお産のお手伝い(付き添い)をさせて頂きましたが、陣痛促進剤を使ったお産、特に合成オキシトシン点滴を使ったお産ほど辛そうなものはないです。 あまりにも辛いから、最初は無痛分娩(エピジューラル)をしたくないと思っていた産婦さんも、無痛分娩を求めるようになるケースがほとんど。 それもそのはず、陣痛促進剤は人工的に信じられない程強い陣痛を引き起こすからです。陣痛の波がとても不自然になるんです。 自然の場合、少しずつ陣痛が強くなり、「その少しづつ」というプロセスで脳

      • プラセンタ(胎盤)エキスの作り方

        プラセンタエキスって聞いたことがありますか? 一般に販売されているプラセンタエキスは、豚や羊の胎盤から作られているエキスで、主に美容効果の為に使われています。 プラセンタエキスを使うと、 皮膚細胞の再生を活性化させる 美白効果がある 抗炎症作用がある 抗酸化作用がある 等と、謳われています。 赤ちゃんが生まれた後に出てくる胎盤をカプセルにした、プラセンタカプセルに関しては過去の記事で紹介しましたが、カプセルのほうは永久保存がでないので、大体1~2年以内に摂取する必要

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        • 型破りな補完食

          補完食(或いは離乳食)は動物性のものから始める、と聞くとどう思いますか? 日本では、お粥からスタートするのが一般的ですが… 実は母乳は動物性のもの。 動物性のものに慣れている赤ちゃんにとって、いきなりの穀物(お粥)は、かなり消化器官に負担がかかるんですよね。 お粥や野菜を与え始めてから、赤ちゃんの肌がアトピーになり始めた、とか、酷い便秘になった、という話はよく聞きますが、母乳以外のものを始めて与える場合、母乳に極めて近いものから与えるのがポイントです。 私は、今まで

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          避妊ピル、使っていますか?

          オーストラリアでは、若い子達でも避妊ピルを使用している子が沢山います。 ティーネージャーでは、ニキビ予防の為、生理不順だから、生理痛が酷いから、旅行中に生理を避けたいから、という理由で飲み始める子が多いです。(最初の3つは生活習慣を見直せば治るのですが…) 基本的に、生理が始まった年齢から飲むことが可能です。 もちろん、避妊の為に飲んでいるティーネージャーもいます。 16歳からは、親の承諾なしで医者に避妊ピルを処方してもらうことも可能です。 16歳未満の子の場合、医者は親

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          子供の高熱 どうするか

          子供が風邪やインフルエンザで熱が出ると、直ぐに解熱鎮痛剤を使いますか? どのくらいまでの熱なら、「まだ大丈夫だ」と感じますか? 私は、熱の数値よりも、本人の体調で深刻さを判断するようにしています。だから、熱が出ている時は、体温計で頻繁に測ることもしません。 おでこや首後ろに手を当てるだけで、なんとなくわかります。 子供に熱が出ていて、子供が苦しんでいる時、親も辛い思いになりますよね。 でも、発熱って、本当に悪いこと? 体はどうして熱を出している? 今回は子供が熱を出して

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          乳幼児突然死症候群 本当の原因

          乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、2歳未満の赤ちゃんや幼児が寝ている間に原因不明で突然死亡してしまうという、とても奇妙な現象です。 朝起きたら死んでいた。 お昼寝中に死んでいた。 前触れもなく、突然亡くなってしまう、という非常に奇妙な現象です。 医療関係の方々は乳幼児突然死症候群予防の為、「赤ちゃんをうつ伏せで寝かせないで下さい」とよく言いますね。 が、昔から赤ちゃんのうつぶせ寝は普通でした。 それなのに、赤ちゃんが原因不明で突然死んでしまうという現象、いわゆる乳

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          乳幼児突然死症候群 本当の原因

          妊娠中の悪阻 本当の原因は? 

          妊娠中、特に妊娠初期に悪阻が大変な方、多いと思います。 楽しいマタニティーライフも、悪阻が酷いと楽しめなくなりますよね。 悪阻の原因は色々と要素があります。 その要素が一番悪化するののが妊娠初期ですが、妊娠中期までにそれらが解決されない場合、中期も後期もずっと悪阻がひどい、というケースになることもあります。 色々ある要素で一番影響力が大きいのは、「酸欠」です。 つまり体内の酸素が足りていない。 血液に含まれる赤血球は酸素を体中の細胞に運ぶという需要な役割があります。妊

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          飲ませるだけじゃ勿体ない母乳

          赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸う時、赤ちゃんの唾液が乳首の皮膚からお母さんの体内に入り、脳がそれを分析し、その日の赤ちゃんが必要としている栄養素に合わせて、その日の母乳の栄養素バランスの調整をしているって知っていましたか? 母親の体はすごい! こんなに素晴らしい母乳ですが、今回は、母乳の他の使用方法について紹介します。 その日の赤ちゃんにとって完璧な栄養素以外に、母乳には抗菌、抗炎の特性も持っているため、あらゆる炎症を和らげる効果があります。 ● 鼻づまり 赤ちゃ

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          予防できるよ、妊娠高血圧症候群

          妊娠中にかかりたくない病気や症状は、いろいろありますが、中でもよくかかりやすくて、でも絶対にかからないほうが良いのは、 妊娠高血圧症候群(Preeclampsia)です。 日本語では、子癇前症(しかんぜんしょう)又は妊娠高血圧腎症(にんしんこうけつあつじんしょう)とも呼ばれていますね。 Preeclampsia(子癇前症)は、これよりももっと重症なEclampsia(子癇(しかん))の一歩手前、という感じです。 英語で「Pre」は、「その前の」という意味を持ちます。「本

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          20年以上シャンプー使っていません。

          私がシャンプーを使わなくなったのは、25歳頃の時。 その頃は、中米のある小さな島でスキューバーダイビングのインストラクターの仕事をしており、毎日4~5回は海に潜る、という生活をしていました。 毎日海に入っていると、シャンプーどころか、体を石鹸等で洗う必要もなくなっていきました。 最初は、シャンプーを切らせてしまって、島では自分の好きなシャンプーが買えなかったし、本土にも滅多に行くことがなかったので、そのままにしておいた、というのが始まりです。 別にナチュラル思考だったから、

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          妊活中&妊娠中に避けたい食べ物リスト

          前回のこの記事では、妊活中の方、妊娠中の方に積極的に食べて頂きたい食べ物リストを紹介しましたが、今回はその反対。 妊娠しやすい体作りをしたい方や、既に妊娠中で健康な赤ちゃんを育てたい、という方は、下記のようなものは、できるだけ避けて下さい。 ● 精製された白砂糖、果糖、ブドウ糖液糖、人口甘味料 これらの甘味料は、体内のミネラル(特にカルシウム!)やビタミンの栄養素を奪ってしまいます。栄養失調を促すものです。 たま~に少量を食べる、ということであれば、いいかもしれません。

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          妊娠しやすくなり、健康な赤ちゃんを作る食事

          なかなか妊娠できない、という方のお手伝いをしてきた経験がありますが、これは女性だけでなく、男性側も生活スタイルや食事の見直しが必要です。 今日は食事において少し説明しますが、何を食べると、栄養が十分に行き届き、妊娠しやすい体になれるか、そして健康な赤ちゃんを胎内で育てることが出来るか、というのを紹介します。 食べるべきでないものもありますが、そのテーマはまた別の記事で。 妊娠したいなら、或いは健康な赤ちゃんを育てたいのなら、下記のものを積極的に食べましょう。(女性も男性

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          妊娠中の浮腫みを防ぐ方法

          妊婦さんをマッサージしていると気づくのが、足や手が浮腫んでいる方が非常に多い、ということです。 突然の浮腫みや、極端な浮腫み、一晩寝ても治らないような浮腫み、顔や目の周りの浮腫みは 妊娠高圧症候群の疑いがありますので、これについての説明や予防法は、また記事を書きます。 今回の浮腫みのお話は、立ち仕事が多かったり、運動量が少ないと、浮腫みやすくなる方や、浮腫んでも、その浮腫み具合が極端でない方に当てはまります。(靴が全く入らない、手が握ることが出来ない、手がむくんで痛い等は

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          妊娠中の葉酸サプリ、実は危険?

          妊婦さんはもちろん、これから妊娠されたい方は注目! 葉酸についてお話しします。 葉酸は、妊娠前や妊娠中に重要な栄養素であることはよく知られていますね。 ご存知のように、妊娠前、妊娠中に葉酸が不足すると、赤ちゃんの先天性の異常(神経管閉鎖障害)の可能性が高くなります。 ということで、妊活されている方や、妊娠中の方では、葉酸サプリメントを飲まれている方が多いと思いますが、一般の葉酸(英語では「Folic Acid」)のサプリメントは、実は母体にも赤ちゃんにも良くなく、実は

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          産後に胎盤を食べる?

          「赤ちゃんが生まれた後に出てくる胎盤は、食べるのが良いのです☆」 と言うと、初めて聞いた方には、引かれます...(汗) 出産直後に胎盤を口に入れる、舌の裏に載せる、又は食べる、というのは、実は古代からあった伝統なのです。(ほとんどの国で消えてしまいましたが...) それもそのはず、出産直後に、胎盤を口に入れる(又は食べる)ことによって、産後の出血がすぐに止まったり、子宮の回復が早くなったり、母乳が出やすくなったり、疲労回復が出来たりすることは、古代人は知っていたのですね

          産後に胎盤を食べる?