子供の高熱 どうするか
子供が風邪やインフルエンザで熱が出ると、直ぐに解熱鎮痛剤を使いますか?
どのくらいまでの熱なら、「まだ大丈夫だ」と感じますか?
私は、熱の数値よりも、本人の体調で深刻さを判断するようにしています。だから、熱が出ている時は、体温計で頻繁に測ることもしません。
おでこや首後ろに手を当てるだけで、なんとなくわかります。
子供に熱が出ていて、子供が苦しんでいる時、親も辛い思いになりますよね。
でも、発熱って、本当に悪いこと?
体はどうして熱を出している?
今回は子供が熱を出している時の、私の対応。
そして、熱を下げる為の自然治療法を紹介。
解熱剤鎮痛剤を使わなくても、安全に熱を下げることは可能です。
尚、今回の高熱の対処に関しての記事は、風邪、インフルエンザ、中耳炎、扁桃腺炎、等による高熱のケースに限ります。
その他の原因による高熱、例えば、熱中症、熱射病や食中毒による発熱、虫や動物に噛まれてからの発熱、化学物質、薬、ワクチン等の副作用による発熱、肝炎やその他の感染症等による発熱のケースは対象になりませんのでご注意下さい。
また、生後2ヶ月未満の赤ちゃんの高熱も、今回の記事内容の対象ではありませんのでご理解下さい。
高熱が4日以上続く場合や、風邪等の熱ではないように思える場合は、医者に診てもらって下さい。
さて、「子供に熱が出る」ということに対して、皆さんはどのようなイメージを持ちますか?
かわいそう
危ない
脳細胞が壊れる!
直ぐに下げないと!
等々、良いイメージを持つ方はあまりいないと思いますが
私にとって、子供の発熱は...
大デトックスのチャンス!
要らない菌や寄生虫を殺してくれる!
がん細胞も殺してくれる!
回復後は脳細胞も高スピードで成長!
高熱から回復した子供は、いきなり成長スピードが早くなったり(言葉を沢山話し始める、等)、以前以上にも元気いっぱいになったり、アトピーのある子供の場合は、お肌がどんどんきれいになったり、なんて言う話はよく聞きませんか?
それもそのはず、高熱によって、体内(特に腸内と脳内)にあった毒素(真菌、寄生虫等)をデトックスし、体内中の細胞が活気的になるからです。
真菌、寄生虫、癌細胞が一番苦手なのは、高熱。
熱が私達の体内をお掃除してくれているのですね。
発熱は素晴らしい体のメカニズム。
発熱はありがたいものなんです。
なので、メンテナンスの為にも、年に1~2回は高熱を出したいぐらいです。
もう何年も発熱したことがない、というほうが心配です。(ずっとお掃除できていない状態)
また、風邪やインフルエンザ、中耳炎、扁桃炎等で出る熱は、42度以上になることはありません。41度を超すことも非常に稀です。(その他の原因での発熱では話は別ですが。)
42度以上になると危機状態になることを体がちゃんと知っているので、ちゃんとこれ以上の熱は出ないようになっているのです。(これも、人間の体の凄いところの一つです。)
高熱が出ると、「脳細胞が壊れる!」と心配する方がいますが、風邪やインフルエンザ等の高熱で脳細胞にダメージが出ることはあり得ません。(その他の原因による高熱やワクチンや薬の副作用で脳にダメージを受ける可能性はあり得るでしょうが…)
私の息子の場合、38.5度ぐらいまでの熱なら、本人もまだまだ余裕。
食欲もまだ少しあり、静かに遊んだり、読書できる程度。(個人差があります。)
38.5度を超えて39度近くになってくると、さすがに本人も休みたがり、食欲もなくなります。
ここで、水分補給がゃんとできていて、脱水症の症状がない、意識もはっきりしている、という場合は、特に何もしません。
ひたすら休ませます。
これだけで回復する場合もありますが、体が高熱状態をもっとキープする必要があると判断した場合、その状態がもう少し長引いたり、もう少し上がったりします。特に夕方から真夜中にかけては熱が少しあがるのが普通です。
この時点で、母親の直感で、熱が下がったほうが子供の為だ、と判断する場合は、熱を下げる対応をします。
(水分補給があまりできず、脱水症の症状がある場合は、迷わず医者に診てもらいましょう。脱水症の際には点滴が必要です。)
私は解熱剤を使う主義ではないので(家にも置いていない)、自然法で対処しますが(効果的です)、どうしても解熱剤を使いたい、と思われる方は、それはそれで良いと思います。ただし、同じ日に解熱剤を頻繁に使うと、回復後も中耳炎や肺炎の炎症を起こることが多いので、使用後、回復後のアフターケアも重要です。
ところで、小さいお子さんが熱を出すと、熱性けいれんがおこるかもしれないから怖い、と思われる方も多いと思います。
特に0~3歳の場合、熱でけいれんを起こす可能性は、5~6歳以上よりも高いです。
熱性けいれんは、一時的なもので命に関わるものではないですが、子供がけいれんを起こすと、親もパニックですよね。
熱性けいれんは、実は39度以上ではあまり起こりにくく、最も起こりやすいのは、38度から39度の間で、熱の上がり方のスピードが速いケースによく起こります。
ゆっくりと熱が上がっている時はあまり起こることはありません。
ついさっきまでは37度ちょっとだったのに、いきなり38度を越した、なんていう時は要注意です。
熱性けいれんは、意外な予防方法があるってご存知でしたか?(詳しくは後で説明します。)
熱性けいれんをよく起こしていたお子様のお母さん達から、この予防法をしっかりとするようになってからは、熱性けいれんが起こらなくなくなりました、という声をよく頂いております。
まずは、熱を下げる目的はありませんが、安全に熱を乗り越える為のポイント(間接的には早期回復に繋がります)を紹介します。中には基本中の基本な内容のものもありますが、是非お読みください。
水分補給
基本中の基本ですが、ゴクゴク飲ませるのではなく、少しずつを頻繁に飲ませるほうが効果的です。
普通の水を飲ませるのはお勧めしません。
少量の天然塩、蜂蜜、マグネシウムを入れた水がお勧めです。
或いは、天然塩を少し舐めさせてからお水を飲ませるのもお勧めです。
ココナッツ水やボーンブロス等もお勧めです。
脱水症の症状があったり、水分を全く飲まない場合は直に病院へ。水分補給の為の点滴が必要になります。
無理に食べさせない
食欲があるのであれば、消化しやすいものを与えますが、食欲が全くないのであれば、無理して食べさせないようにしています。(無理して与えると吐くことも。)
熱がある時は、消化にエネルギーを使っている余裕はありません。
消化にエネルギーを使っていると、発熱にエネルギーが使えなくなります。
食べると一時的に熱が少し下がるのはこの為です。
食欲が少しある時は、蜂蜜(熱処理されていない国産のものを)、果物、ボーンブロス(特にチキン)、スープ等がお勧めです。アイスクリーム等の冷たいものはお勧めしません。
炎症を促すもの、特に植物油脂が入っているものも徹底的に避けることをお薦めします。
また、意外にもナス科の野菜は炎症状態を悪化させる作用が強いので、既に体が炎症モードである時(熱が出ている時)は、ナス科のものを避けるのが無難です。(炎症状態でない時は別に良いですがね。)
ナス科とは、ナス、じゃがいも、トマト、ピーマン、唐辛子等です。
ある程度の元気があれば、日光浴を
寝込んでばかりいたくない!と言い張るお子さんの場合、思いきって、お庭やベランダ等で静かに遊ばせたりしても大丈夫です。(遊ぶ余裕がまだ残っているのであれば)
もしろん、激しい運動はNGですが、外の新鮮な空気を吸って、自然に触れる(特に太陽の光や土)はプラスです。大地に触れることで、アーシングしていることになり、炎症状態が落ち着きます。
もちろん、あまりにも寒い日や猛暑の日はわざわざ外出する必要はありません。常識を使って判断されて下さい。
また、明かりで目が痛い、という場合も無理して日光浴する必要はありません。
アーシング
大地に触ることが出来ない場合、アーシングケーブルを使うことをお薦めします。アーシングは抗炎症作用があるので、炎症状態が悪化するのを防ぎます。
我が家では、アーシングバンドや、アーシングケーブルが取り付られる枕ケースやシーツを使っていますので、ベッドで寝ている時も、ずっと大地と繋がることが可能。色々なアーシンググッズが販売されていますよ。
汗をかいたら、直に着替えさせる
これも常識ですが、汗で濡れたパジャマをそのままにしておくと、今度は冷え過ぎてしまいますので、直ぐに着替えれるように準備しておきます。
また、寒気があるからと言って、厚着にさせてしまうのもNGです。体が熱くなり過ぎてしまいます。
使うパジャマは通気性の良い天然素材のものがお勧めです。
汗はデトックスメカニズムの一つです。
しっかりと汗が出るように、水分補給をしっかりとしましょう。
水分補給がしっかりできていないと、汗はあまり出ません。
ディフューザーと精油で熟睡を促す
高熱が出ている時って、苦しくてなかなか深く眠れなかったり、変な夢を見たりすることが多いですよね。(眠りが浅いから。)
それを少しでも予防する為に、リラックス効果の高い精油をディフューザーに入れて香りを漂わせます。
自分が一番リラックスできる精油って、個人差もあると思いますが、普段から使っていて、息子がよく眠れるのは、やはりラベンダー。そしてパチューリやマンダリンもお気に入りです。
我が家の場合ではありますが、セージの精油は寝る前には使わないようにしています。
セージはリラックス効果はありますが、どちらかというと、深い眠りではなく浅い眠りに導く効果のほうが大きい。
なので、変な夢や悪夢を見やすい。これは、我が家の場合ですけどね。
鼻が詰まっている、咳が出る、喉が痛い等という場合は、昼間にペパーミント、ユーカリ、タイム、オレガノ等の精油を使うようにしています。これらはリラックス効果はなく逆効果なので、夜には避けています。
ディフューザーがない場合は、精油を他のオイルに希釈してから(濃度はお子さんの年齢に合わせましょう)、胸や背中に塗ることをお薦めします。
精油をハンカチやティッシュペーパーに数的垂らして枕元に置くのも良いですね。
ビタミンCと亜鉛
これも基本中の基本。体の回復にはこれらの栄養素の大量摂取がポイントになります。
ビタミンCは少量でも100%吸収できるリポソームタイプがお勧め。
その他のタイプのビタミンCサプリの場合、ほとんどが尿で排出されるので、これで効果を得る為には頻繁に飲む必要があります。(それでも直ぐに排出されてしまいますが。)
リポソームタイプのビタミンCは美味しくないので、ジュース等に混ぜて誤魔化すように飲ませるのが良いです。
ただし、食欲が全くない場合は、無理に与えないで下さい。
ビタミンCは熱が出ている時は、1日に最低3000mgは摂取することをお薦めします。
リポソームタイプでないものの場合、頻繁に摂っても3000mg全てが吸収される訳ではないので、やはりリポソームタイプで一気に3000mg摂取することをお薦めします。
リポソームタイプのビタミンCだけでも早期回復の効果は強いですが、亜鉛も摂ると、更に回復が早くなりますよ。
子供用亜鉛サプリを使う場合、人工甘味料、添加物等が入っていないものを選びましょう。
ビタミンA
高熱が出ている時、体内ではかなりのビタミンAが消費され、不足状態になることが多いです。高熱を出している時や、その直後に太陽の光がまぶし過ぎるように感じるのは、ビタミンA不足によって、目が弱くなっているからです。高熱を出してからの病み上がり時期に、光がまぶしく感じるようであれば、ビタミンAがかなり不足していると思います。
我が家では、熱を出してからの病み上がり期間には、タラ肝油やレバーを普段より多めに摂取するようにしています。タラ肝油やレバーには天然のビタミンAが多く含まれており、少量でもたっぷりと摂取できます。
ビタミンAはやはり動物性の天然のものが一番吸収が良く、直ぐに効果が得られます。
タラ肝油を購入する場合、天然のタラを使っているか(養殖は避けましょう)、合成ビタミンAや合成ビタミンDが添加されていないかどうか(添加されていないものを選びましょう)、その他の添加物が含まれているかどうかを確認しましょう。
ビタミンAは熱が下がってから、目が受けたダメージの早期回復の為に是非。病み上がり直ぐに症状がなくても数日後に目が見にくい、目が乾く、光がまぶしい、等の症状が出ることが多いので、予防にもいいですね。
さて、ここからは、解熱剤を使わずに熱を下げる効果のある方法色々を紹介していきます。(ここから先は有料記事になります。)
これらの方法はもちろん、子供だけでなく、大人にも使えます。
結構な情報量になってしまいますが、知っていると、次回熱が出た時にきっと役に立つと思います。
ちなみに我が家では、39度を超え、本人が本当に辛そうにしている場合に、これらの方法を使います。
39度を超えていても、まだ食欲が少しあったり、そこまで辛そうにしていない場合、これらの方法は使っていません。
また、39度以上ではないけど、本人がもう本当に辛そうにしている、という場合も、これらの方法を使っても良いと思います。
尚、妊活、出産、子育て、等でご相談がありましたら、こちらからお気軽にご連絡下さい
ここから先は
¥ 400
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?