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だったら動こうよ・・、今ここで【序盤】

3回くらいに渡って
『ある人との関係性を取り戻す最善の方法』について関連した内容を書きます。長く書きますm(__)m真面目に書きます。時間のある時に、読んでください。

ある人とは、『父親、母親、配偶者、子供、孫、恋人、友人、同僚、そして自分自身』です。もしかしたら生き物?との関係もOK。

本記事は【序盤】です。序盤では、私が最も尊敬する父親の話をします。そして、その父親が作った家族の話をします。

実は、結婚前にこの父親と勘当しています。当時の私が結婚できるような状態ではないと判断した父親と言い争った結果です。
一時期は本当に関係が終わっていました。でも、今ではまたほぼ元通りまで戻っています(笑)
大切な人ならば、関係性を戻せるように最善を尽くせばいいと考えています。

今回はこの話はしません。また、どこかで話します。


1.親愛なる父親

この記事は、私の魂そのものです。私の根底に流れる父親イズムです。

私の父親は、端的に言えば、『行動こそ命』と考えている男です。

将棋で例えます。守り少々攻めガンガンです。自分側の「王将」の守りは「金将」一枚くらいに任せて、棒銀戦法と言う超スタンダードな戦法をベースに攻め勝つタイプの人間です。
ちなみに私もその戦法で、先手必勝タイプです。
これは将棋に限らず、父親から受け継いだとても大事なマインドです。

当たり前ですが、冷静に相手の動きをよく見て先を読みますよ。

『行動こそ命』と考えているため、逆を言えば、私の父親は言葉を軽視?しているように思えます。つまり、超絶に言葉の悪い人間です。
ヤ〇ザのような黒い色が似合う男です。(真っ白な母親がいなければ、私は真っ黒に育ったかもしれません、笑)
この人は、家でもネチネチグチグチ言いながら動く。←これが凄く嫌でした。だから私はネガティブなことを言わずに、黙々と(或いは歌をうたいながら)家事をします(笑)
言葉だけを額面通り受け止めれば、一緒にやっていける相手ではない父親。

ここで、具体的なネガティブな言葉を例示できれば良いのですが、なぜか思い出さない!!マイナスなことはどんどん排除してしまう都合のいい脳みそが・・・(笑)すいません。

あっ!!でも、1つ思い出しました。ヤ〇ザ的な父親なりの愛情表現です↓↓
『おい○○(私の名前)!!お前に何かしやがった奴がおったらな、俺がそいつをぶち殺しにいったるからな!!』

なんか・・・訳の分からない愛情表現を思い出して・・今、泣けてくるというバカ息子・・。まだまだ書きたいことがあるのに・・。

ちなみに、私は、『私自身が誰かに変なことをされる』と、それきっかけで大事件になりかねないと思っていました。だから私は、私自身も悪いことをしないのみならず、悪いことに巻き込まれないように回避する能力??も、身に付きました(笑)

なんという親の力

でね、この父親は、本当によく動くのです。仕事でも家の中でも、何か常に動いている・・。マグロ(=泳いでいないと死ぬ生き物)なのかなというくらい動き続ける・・。

2.凄まじい父親の行動力


私の父親は、口では汚い言葉を吐くけど、どこか優しい。絶対的な安心感で僕ら家族を包み込んでくれていた父親。

以下、くも膜下出血で、あの世に逝きかけた母親を救ったお話です。

ある月曜日。母親は職場で『頭が痛い!!』と言って倒れました。
当時高校生だった私は、昼休みに校内放送で何度も呼び出されているのを無視して?友達と話をしていました。
でも、尋常じゃないくらいに呼び出されているらしいので、職員室へ行くと母親が倒れたことを知らされます。
生涯一番早かったであろう勢いで廊下をダッシュし、泣きながら自転車を立ち漕ぎして帰宅します。
帰宅すると親戚がいました。親戚の車で病院へ行きます。
病院は、どんよりした重苦しい空気が流れていました。
延々手術が続いているみたいで、いろんな書類にサインする父。
『お母さん、心臓が1回止まったらしい・・アカンかもしれん・・』
そう言った父親は見たことが無いような小さな人間に見えました。凄く焦心した状態でした。
手術が終わり親戚を廊下に残し、我々家族3人(父、姉、私)は、ICUに招かれる。
そこには、管だらけで仰向きに寝かされる母親がいました。
私も姉も泣き崩れました。
でも・・・、早々に泣き崩れながら姉が言いました!!

『お母さん頑張って!!』


泣き崩れているのに、
何度も何度も『お母さん頑張って!!』と声を張り上げる姉✨
私も負けずに

『お母さん頑張れ!!』

に加わります。

『お母さん頑張って!!』
『お母さん頑張れ!!』
『お母さん頑張って!!』
『お母さん頑張れ!!』

病院中に我々、姉弟の声が何度も何度も響き渡りました!!


次の日から母親の長期入院生活が始まります。
(アカン、このままだと全5話くらいの長編になるので、かなり省略して書きます。)

言いたかったのは、母親が入院中の約9か月の間の父親の行動力です。
(本当は6か月だったのですが、父親と姉の介抱っぷりが看護師級だったので特例で3か月延長)

毎朝7時すぎに病院へ到着し、面会時間が終わる夜の8時まで母親のそばにいることを選んだ父親。それを9ヶ月間1日も休まずやり切る✨

看護師任せにせず、自分たち家族の出来る範囲において、すべての事をやり続けた父親を尊敬しています。
そして、当時大学生だった姉。姉の声掛けは凄まじかった。知ってか知らずか耳からの情報を得られている状態であろう母親に対して、音声で励まし続ける・・・。
父と姉は、このルーティーンを毎日繰り返す。
あれは、凄まじかったです。ドラマよりもドラマだった父と姉の愛情表現。

もしかしたら『妻、子供たち第一優先』という私の価値観に影響しているのかもしれません。

ちなみに父親は自営でした。自分の仕事をすべてセーブして、母親のためにやれることのすべてをやり切った彼の姿は、本当に本当にカッコ良かった✨

私はと言うと・・😔

私は高校生だったので、毎日は病院に行けませんでした。
倒れてから2か月くらいたったある日、
私は病院から帰るとき、いつものように
『お母さん帰るわ~』と言いました。
すると、母親の手がごそっと動きました。
見ると母親の手が『ピースサイン✌』を作っていました・・・。
テンションの上がった私は
『お母さんがピースした!!お母さんがピースした!!』と叫びました。
すると母親がなんと笑ったのです・・!!
その時、、母親の呼吸器や心拍数が乱れる乱れる!!(笑)

私が落ち込んでいるのを察したのかな~、会心のピースサイン✌
今、思い出しても泣けてきます。

長くなってすいませんでした。
つまり、私の価値観は、『行動』こそすべてであり、上っ面だけの言葉には全く興味がない(響かず頭に残らない)ということです。

つづく。長くてごめんなさい。読んでくださりありがとうございました。

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