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やっぱり【note】をやっていこう。


気づき

少し前、何か創作事で生きていきたいと思った私は、腰を据えて創作を開始しようと「さあ!」と机に向かっても、何も浮かんできませんでした。
「創作」と言っても、実績もない、突出した才能もない私は、落書き帳やケント紙を前に呆然とするだけ。

モヤモヤした私は、なんともつかない文字や絵を書き始めていました。
子供の頃から好きなお菓子の名前や、夢、行きたい場所、やりたいことなど。夢は、大半はもう叶えられなくなっていたけど、構わずどんどん。

そんな私はなぜか、なぜか今まで出会った幾人かの人への不満や文句を書き始めていました。
気分が悪くなりましたが、どんどん書いていたら気持ちが整理されていくようでした。

私は自分の弱さに気が付き、その人らも含めたあらゆる人への感謝が湧いてき・・・、いえ、まだその時は湧いてきませんでした。
そこから噛み砕いて消化する時間が必要だったのです。

無心になる

それから私はただ無心で線や円を延々と書いたりしたあと、下手な詩や絵を書いていて、そんなノートは最初からすると何冊にもなっていました。

いつの間にかスッキリとしてきた私は、また暇な日は机に向かい、子供みたいに小さな紙工作などを始めていましたが、そんなある日、ふと、そこに置いてある『ホッチキス』が何か言っている気がしたので、変ですが、耳をすませてみたのです。

すると、聞こえてきたのです。
私は急いで白い紙を用意し、その声を書き留めました。

それは、私を応援するメッセージでした。たぶんそうです。そう受け止めました。
ほんとうに聞こえたのかどうかはわかりません。
ただ、その『ホッチキス』が、心にぐーっと向かって来る気がしたのです。

これがはじまりでした。
それからどんどんペンが進み、そのうちパソコンに切り替えました。

感謝できた!

「感謝」、「感謝」とみんな言うけど、しかし、日頃からなにかにつけて感謝するって難しいし、だいたい、『感謝する』とはどういうことなのか、どうすればいいのか、わかりませんでした。

この【note】にいる方は、感謝マスターが、いろんな物に美しさや素晴らしさを感じて見いだし、それを素直に発信されている。そして共感した人やその視線を称える人が、スキやフォローをもらっている。
でも、世の中にはその感覚がまだわからない人もたくさんいて、もったいない生き方をされているのではないかなと思います。
私も感謝心を気取っていただけの人間ですし、たぶんまだまだそうです。

でも、百均で買った『ホッチキス』が何か言っている気がしたあの時、大袈裟かも知れませんが、物に『命』を感じたのです。
なにか、温かかった。通じ合った気がした。
その時、私は、あぁ、この世のみんなが生きているんだなと感じて思いました。自分も生きてて、みんなも生きている。それも、あらゆるものが。
産まれ、そして生きている。その存在としての役目を果たしながら。
ただそれが素晴らしいんだなと。

そう感じていると、感謝の思いが自然と湧いてきました。あぁ、これかと思った私は、変ですが、あらためて『自分』を確認できた。あぁ、ここにいるなと思った。
遅すぎる気づきでしたが、これが良かった。

変ですが、そこでようやく色んな人に感謝できたのです。今までの事や、今いる所にも。感謝できて、その上で好きとか嫌いとか思えた。
やはり好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌い。
でも、みんな自分を生きている。
それでいいし、それだからいいのだろうと。

しかしそんなことが起こって面白くなった私は、机にある、そこらの物にも、生きている物同士としての仲間の目を向け、そして、やっぱり変ですが、耳をすましてみたのです。

すると、また聞こえてきたのです。
みんな色々なことを言ってきてくれました。
それらの言葉は、創作をしたい私の力になってくれましたし、それがそのまま作品となりました。

たぶん、自分の周りの者たちは、なんというか、空気や星など、どんな人も、自分を、そして他の生きている者の応援をしてくれているのだろうと思います。
その方法は色々に、ただそこにいてくれて、助けてくれているのだと思います。
「強くなれ」と。「もっと馬鹿になれる」と。「卑下するな」と。「いばるな」と。「もっと楽しみなさい」と。「もっとできる」と。「優しさは素晴しい」と。

そのうち、その応援のメッセージは、私へではなく、その道具の発信なのだと思いました。
だから、
「この声を私が発信しよう。みんなにも読んでもらいたい。」
そう思いました。
小さな声ですが、でも、とてもとても大きな声です。

ただただ読んでもらうだけでいいし、または、『今』のその先へ行きたい時、少し重いと感じる足取りを軽くする、そんなきっかけになったらうれしいです。

私自身は、

特別にアピールしたいポイントはない人間です。
noteに投稿しているクリエーターの方は色々培っていてすごいなと思うし、培おうとしているし、培おうとしなくても楽しいことに邁進し堂々としている。なにより、みんなに明るい気概があっていいなと思います。素敵な未来を感じてワクワクします。

私という人間は、ひとたび外へ出たり旅に出たりすると、道を聞かれたり(なぜかわかる所を聞いてくる)、落とし物を拾って喜ばれることがよくありますし、それに、小さな面白い事がよく起こります。

そんな自分が、今自分にできることや自分なりの創作事で、今よりももっと楽しく生きていきたい。そうなりたいと思って始めたこの【note】です。

noteのこのシンプルさがいいし、クリエーターの方の投稿を見ていると、この世には、才能溢れた人、才能に気が付いた人、頭の良さを生かしている人、地道でタフな人、繊細でも頑張って結果を残している人、日々をたくましく生きて世界を支えている人、グルメな人などがたくさんみたいで、やっぱり嬉しくなります。

これから、少しずつですが、投稿できたらいいなと思っています。
では、みなさんの今日がまたいい日になりますよう。



【自己紹介】でも、そちらも少しの自由詩みたいなもので、この体験のまた前の体験を綴っていますので、お口に合うかわかりませんが、お時間あったらお寄りくださいませ。

↓は、その『ホッチキス』さんのメッセージです。他の文具たちで、このシリーズその6まであります。


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