インナーコミュニケーション活性化動画4

社内に流通する情報量を、動画で最大化する方法(序論)

本記事は企業内で社内広報、インナーコミュニケーションに関わっておられる方を対象に書いております。できれば一記事で収めたかったのですが、なかなかうまく構成できなかったため、2~3記事に分けました。今回はその序論としてご覧ください。

知って助かる、楽になる情報にアクセスできているか?

インナーコミュニケーション・社内コミュニケーションの活性化に取り組んでいる企業はたくさんあり、そのための方略や支援ツールなどが色々存在しています。
一口にインナーコミュニケーションの活性化といっても、その目的は各社の状況に合わせて異なると思いますが、これまで動画を使ってインナーコミュニケーションの活性化を支援してきた実績と経験から、インナーコミュニケーション活性化の重要な目的の一つに、

「知っておいた方がいい情報、知ることで助かる、楽(ラク)ができる情報に、社員がいち早くアクセスできるようにするため」

があります。

最近、こんな話がありました。
社内を横断した研修事業を担当している方が、当日の研修プログラムを運営することに苦労していました(どうやって受付をし、グループディスカッションを行い、参加者の満足を上げるか、といったようなことです)。
このようなイベント運営の相談をできる人が社内にいなくて困っている、とのことなのです。

ところが、私はその方が所属する会社で、長年社外の方々を招いた勉強会を主催している方を知っていました。その会社は規模のたいへん大きい会社ではあるものの、社内の人は知らず、社外の私が知っているというわけです。
このお二人を早速おつなぎしましたが、これはとてももったいないことです。

似たようなことが、規模が大きくなれななるほど転がっているのではないでしょうか。

こんな制度があるのを知らなかった。知っていれば、高い民間サービスを使わなくて済んだのに・・・。(その情報を知ることで、会社への愛着が増すかもしれない)

こんな活動が行われているのを知らなかった。知っていれば、営業のネタに使えたのに・・・。(その情報を知ることで、案件獲得が成功したかもしれない)

こんな経験を持っている人がいるのを知らなかった。知っていれば、終業後、社外のセミナーにいかなくて済んだのに・・・。(社外に出て知識を吸収するのは悪いことではないですが)

限られたリソースで、必要な情報を取材できるか?

社内には、事務・手続的情報、知識的情報、ビジネス的情報など、様々な情報があり、こうした情報の収集・発信は、広報担当者(専任なら社内広報担当者)や総務担当者の仕事かと思います。
社内に散らばっている情報を収集し、社員が摂取しやすいように加工し、社内に流通させるという仕事はこれまでも行ってきておられると思います。

ただ、この記事で問うてみたいのは、こうした価値ある情報を「すべて収集・発信できているか?」ということです。

社内コミュニケーション、インナーコミュニケーションは、社外コミュニケーションに比べて割り当てられる予算が乏しく、担当する方の数も少ないか、社外広報と兼任というのは珍しくありません。リソースは限られているのが常態です。

このような状況下、「社員が得する・楽する・タメになる情報」を発信しようとしても、そもそもどのような情報にニーズがあるかを知らなければ、どんな情報に価値があるかを決めることができません。そのため、取材すべき情報を特定することも難しくなります。同じように、リソースが乏しく社内をくまなく回ることができなければ、上述した例のような勉強会情報を知ることも困難です。

動画を活用して、社内に流通する情報の総量を最大化する

こうした状態を打破して、「知っておいた方がいい情報、知ることで助かる、楽(ラク)ができる情報に、社員がいち早くアクセスできるようにするため」の環境を構築したプロジェクトがあります。

このプロジェクトは、動画を活用してインナーコミュニケーション、社内エンゲージメントを向上させた事例として昨年12月に宣伝会議で紹介され、その後、宣伝会議のwebメディア「アドタイ」でその事例の深掘りインタビュー記事が掲載されました(上述のリンクが、このインタビュー記事です)。

このインタビュー記事は私がヒアリングしたものですが、このインタビューで得られたナレッジが、ここまで上述した問題に有効であると考え、記事の事例を普遍化し、体制や規模が異なる企業であっても応用できる「プロジェクトの進め方」として、今後このnoteに続けるかたちで解説していきます。

具体的な内容は、こちらの記事をご覧ください。

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