YouTubeドミナント戦略1

検索結果を自社コンテンツで独占する、YouTubeドミナント戦略

自社の製品が属するカテゴリー(ユーザーの課題、製品導入のポイント、活用方法など)のキーワードで検索されたとき、その検索結果ページがすべて自社サイトのページで埋め尽くされていたら・・・。
という状況を、SEO担当者が夢見るのかわからず、そんなことがそもそも可能なのかわからないのですが、そこで表示されるコンテンツがユーザーの役に立つものであれば、それは自社にとってもユーザーにとっても悪いことではないんじゃないかと思ったことがあります。

でもまぁ実際問題それは難しいですよね?
競合他社やバーティカルメディアなどが様々なコンテンツを投下するなか、
キングダムのように中華全土を統一するなど不可能で、戦国七雄の一つにはいれば上々というところです。

ところが、それが動画ならできるかも知れないとしたら、どうでしょうか?
にわかに信じがたいことですが、まずはYouTubeで「宝飾工具」と検索してみてください。

画像のような検索結果が表示されていると思います。

動画のサムネイルのほとんどが、こちらのデザインで占められていないでしょうか。

いくつかこれ以外のデザインが存在しますが、スクロールすれどもスクロールすれども、いつまでも続く、スカイブルーの旗印(サムネイル)。
天下統一目前の秦のようです。

サムネイルをクリックすると、企業担当者の方の説明による製品紹介動画が再生されます。

プレイヤーの「YouTubeボタン」をクリックし、YouTubeに遷移していただいてから、ディスクリプション(説明テキスト)のURLをクリックすると、商品購入ページに遷移します。

私は以前、とある会社の紹介動画で、1カット目に「◯◯県のみなさん、こんにちは。株式会社◯◯◯」ですと差し込み、以下に続く動画はすべて同じ映像を使うという動画を見たことがあります。挨拶だけが違って、後の内容はすべて同じという金太郎飴動画がその後YouTubeでどのように評価されているのかわかりませんが、このような動画と違い、こちらの動画は一つ一つの製品紹介となっており、ユーザーの役に立っていることは間違いありません。

「戦は数じゃねえ、人だ」

と天下の大将軍を夢見るキングダムの主人公・信が言っておりましたが、

「YouTube動画検索は数じゃねえ、役に立つコンテンツだ」

と言い換えたいです。
ちなみに、Googleで検索してみると、動画タブだとこのような結果に。

「宝飾工具 使い方」で検索すると、トップページでこのように表示されます。

検索結果のトップに、テキストよりも先に動画が表示されるというのは、由々しきことです。
SEOで天下を取っていた企業からすれば、突如騎馬民族が万里の長城を越えて、霊廟を占拠されたに等しい。
(検索結果に表示される動画枠は、Googleの実験によって表示されたりされなかったりします)

逆に言えば、SEO対策で後手に回っている、劣勢におかれている企業からすれば、起死回生の一手になり得る。

YouTubeの検索結果を自社の動画で埋め尽くし、次にGoogleの画像検索結果を自社の動画で埋め尽くせば、「すべて」タブの動画枠でトップページに表示される可能性が拓けてくる。

そのための動画制作のジャンルとして、ハウツー動画があると考えますが、それについては下記のnote記事でも言及していますので、よろしければご覧ください。

そして、そうした動画制作ソリューションは別途ご紹介するとして、私自身がその可能性の有無を試す必要がありますので、次の記事では、実験の結果をご紹介したいと思います。
(レポートを期待してくださるようでしたら、ぜひフォローください)

明日、動画を活用せよと言われた時に役立つフレームワーク、切れば血の出る事例、ビジネスアイデアを紹介していきます。zoomを使ったオンライン個別相談にも対応していますので、お気軽にメッセージください。 https://www.1roll.jp/demo/