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ワールドトリガー 第209,210話 「遠征選抜試験⑦,⑧」 感想 (ジャンプSQ 2021年8月号)

毎月恒例のワールドトリガーの感想です。ジャンプSQが7月2日(金)の発売だったことに気づいておらず。本来毎月4日の発売日なので、早売で3日かなぁと思っていました。それより早いとは。0時過ぎて読もうと思っていたのに。

ということで、ヘッダー画像は今回も公式さんのツイートからお借りしました。今月は2話掲載。

会話劇が続くのですが、会話の内容から各キャラクターや、チームの雰囲気がよく分かり、今月も狂っている面白さでした。ほんと、2話分読めるのは嬉しいのだけど、作者の体調が心配。

次に出る新刊、この会話劇で1冊埋まってしまうんではないだろうか。ということで、 #ネタバレ 回避の改行です。






各隊・各キャラクターの個性

前々回かな、各臨時隊長がチームコンセプトみたいのを話ししていました。今回はその個性が、特別課題の会話の中で分かりやすく描かれていました。

それを、水上9番隊、古寺6番隊から始めることで、分かりやすくしていますよね。頭いいというか成績良い系のチームから会話シーンを始めているので、うまく会話で説明をしていますよね。それでいながら「ああ、頭いい人はこう考えそう」ってのも分かるし。それを見ながら、すでにニヤニヤしていました。

そしたら、柿崎3番隊はリアルにケンカになりそうなのをののさんが止め、北添4番隊は静かにストレスを感じている。

コラァ・こらぁ

若村11番隊で、ヒュースが思ったよりしゃべるし、まりおは、イコさんの評価低いなぁなんて思っていたら、来馬5番隊で爆笑。

小佐野が、弓場さんとやり合うのは面白いなぁ。しかも、飴なめている状態ですからね。度胸があるっていうキャラだけど、それ以上だよ。

で、「初めてしゃべった相手でも、めちゃくちゃ盛り上がるときあるじゃん」で、小南と盛り上がっているんだけど、これはなんなんだ?と。

メンバーとの関係性

話の構成で言うと、村上10番隊の各隊員は、各自の他のメンバーの心配したりとか、チームメイトのありがたみの話をしたあとで、二宮8番隊でそれをしっかりと解説。

二宮さんが挙げた隊員と同じチームのメンバーが臨時部隊にいるって、ほんと話と構成が神がかっている。メンバーはフォローしていたけど、二宮さんが挙げたポイントは確かにそのとおりだよなぁ。

組織の幹部候補

そんな中、諏訪7番隊では、今回の臨時部隊の隊長はなんでこのメンバーだっていう話になります。会話の中で、隊長候補、幹部候補っていうキーワードが出てくる。

第209話としては、この後トリオン切れの話を挟むんだけど、組織の話が出てくるのがワールドトリガーっぽいですよね。しかも、これが第210話にちゃんと繋がる。

写真を取るのが現代っ子

トリオン切れして、修がパソコンが使えなくなるっていう展開から、課題を写真にとってこなすという話に。

ちょっと話はずれますが、自分はいっとき教育関連の仕事に関わっていたことがあるのですが。高校生一人ひとりがiPadを持つような学校は、普通に黒板の内容を写真で撮っていましたね。というか、先生側もホワイトボードにiPadでプロジェクターから資料を映していたし。

だから、「課題を写真に撮って、別の手段でやる。もしくはノートに移す時間を節約して、別のことをやる」ってのは現代っ子には自然な発想なんですよね。

おじさんたちの会話劇

課題の提出が行われたら、今度は評価側のおっさん(幹部)たちの会話劇に映る。すごく思うのは、作者さんはこういう組織話をどこから得ているんだろうか。

染井花が意見をいう形を通じて、今後の組織をどうしていくかという話が展開されます。確かに若い組織だから、こうやって人を育成していくってことは必要ですよね。こう考えると、現実世界でも行われる組織改編は確かに意味あることだよなぁと。活かせるかどうかはまた別の話ですが。

「隊員が死亡して」ってのも、現実世界でも事故とかでは起こり得る話で、これにちゃんと触れている。触れたのが遊真とヒュースという近界民(ネイバー)というのは分かりやすい切り口。

その意見にマイナス評価を小南がしているのもいい感じのキャラが現れている。キャラが現れているといえば、根付さんが微妙に修に厳しい感じを出していて、それに対して唐沢さんがニヤついているのも地味だけど面白い。

ほんじゃ次はごはんかね

ひと通り話が終わり、各隊では課題をやる時間が終わり、香取が「おなか減った」といえば宇井が「ほんじゃ次はごはんかね」と返す。これはもう、次号への予告ですよね。

今回、歌川1番隊、王子2番隊は全然出てこなかったから、課題終了後の生活シーンで出てきたりするのかな。

さて、今月もしっかり楽しませてもらったので、他の人の考察を読みに行こうかな。作品を読むのも楽しいけど、他の人の感想も楽しい。Twitterとかもテンション高めのツイートが多いしね。


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