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舞台 あの夜であえたら 感想

一応 #舞台感想 としてくくりますが、久しぶりにとんでもない作品を見たなっていう感じです。配信ではなく、東京国際フォーラムの現地で見ることができたのはラッキーでした。

ということで、前作 #あの夜を覚えてる から1年半の続編。 #あの夜であえたら の感想です。公演は14日、15日で終わりましたが、配信もあるので #ネタバレ 回避のため、軽く改行とかをしておきます。


舞台としてのポスター

ちなみに前作感想


虚構と現実がよりスケールアップ

前作は完全配信の舞台だったので、「これは本当に現実、リアルタイムに行われているんだろうか?」と思いながら見ていて、でも実際にニッポン放送の社屋を使っているから「ん?これは作品であって、実際の藤尾亮太とか出演者はいないんだよな。」と、リアリティを感じてちょっと迷ってしまうような感覚がありました。

今回の続編では舞台が東京国際フォーラムになり、いわゆる舞台上だけでなく、東京国際フォーラムの建物内を前作のように使っているので、よりその「あれ?現実?作品?」と迷ってしまう度合いがスケールアップしています。

ただ、やはりそこは舞台作品。配信アーカイブを見返していますが、配信だけだとそこまでの感覚にはなりきれそうに無いです。現地で見ていると、配信で流れている映像とは別というか同時に舞台上で行われている部分もあり、結構そういうのが重要だったりします。

それはなんでか?というとこの作品が『綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)』の東京国際フォーラムでのイベントという舞台裏を作品にしていて、それが目の前で繰り広げられるからになりますね。


しっかり作り込まれてます

そしてそれにリアリティを持たせるためにポッドキャストでずっと実際に綾川千歳が配信していたわけですから。

自分も数回聞きました。舞台を見終わった今、もうちょっとしっかりと聞いておけば良かったなという思いもあります。

綾川千歳は、当然役者さんが演じているわけですが、この女性を井上音生さんが演じているのですが、そうですね今の今まで、名前をちゃんと存じていなかったのが正直なところです。それくらい作り込みを行っていったからこその作品だと思います。


リアリティって

その一方で、実は序盤は「それは無理があるんじゃないだろうか」って思いながら見ていたのも事実です。

先に書いたとおり、これは綾川千歳のオールナイトニッポンNのイベントが東京国際フォーラムで行われるという舞台裏なわけですが、公演当日なのに準備がとにかくできていないのです。

それは作品としてそこからのドタバタが描かれる訳なので、必要だとは思いますがその度合が酷い。準備ができていないことに、イベント制作チームのプロデューサーがキレて、番組制作チームとの対立構造ということになるのですが、それはあまりにもプロデューサーとして放置し過ぎでしょと。

ラジオのイベントがリアルでもいろいろ行われているのを観客であるリスナーは知っているわけで。その経過をパーソナリティが話をしたりするわけじゃないですか。

「まだ何も決まっていないんですよ」っていう話もしますけど、それでも仕事としてのレベルはあるわけで。流石にそれはちょっとズレすぎていたんじゃないかなぁと思ってしまいました。


あと、一つ気になったのは、ラストでメールを読むところですかね。前作では実際にリアルタイムに投稿されたメールが読まれた感じがありました。今回は持ってきたタイミングと文面を考えるとちょっと無理があるなぁと思ってしまったり。演出的に必要な内容だとは思いますけどね。

このあたり「リアリティ」ってなんだろうなぁと、見ながらふと我に返ってしまう瞬間でもありました。


実際にイベントが始まってしまえば

でも、実際に舞台上で綾川千歳のイベントが始まる様子がスタートすると、そっからは本当にイベントを見ている気分になります。もちろん、合間合間で裏の様子も含めた形になっているのですが、それは主に舞台上のモニタで表示されるので、「イベント」と「舞台裏」がほんとに同時並行で行われるので、不思議な感じになりました。


なかなかシュールな佐久間さん。

実際に東京国際フォーラムにイベントのリスナーとして参加している感じにもなるので、いわゆる舞台の観客という感覚じゃなくなります。これが今回はすごい体験だったなと思います。

チケットは、プラチナチケットを購入できたのですが、その場合綾川千歳のイベントグッズとしてのペンライトが付いてきます。ヘッダー画像のやつですね。なので完全にイベントの参加者なんですね。

このプラチナチケットとペンライトが付いているチケットとあったのですが、これを結構な数売ったんでしょうね。会場は結構な割合でペンライトに埋まりました。自分もペンライト付きで良かったなと思います。

劇中でも要所要所でペンライトを使って参加するので、今回現地で見て、不思議な感覚になった大きな要素の一つだったと思います。


グッズを買い、円盤を期待する。

そんな不思議な感覚でエンディングを迎え、なかなか幸せな気持ちでエンディングなのですが、エンディングテーマは、Adoさんのオールナイトレディオという曲です。

これAdoさんのオールナイトニッポンで解禁されたときに、なんかレトロな感じでこれで良いのかなぁって思ったのですが、舞台のエディングで流れたらすごく良かった。

エンディングだからちょっとみんなが楽しそうに踊るんですよ。当然それとマッチしていて幸せな感じでした。すっかりヘビーローテーションです。

ちなみにこの「パッタイ Ver.」ってのはAdoさんのラジオの中でパッタイのネタが出てくるからなんですけどね。明日の放送は収録だから触れないかな。


映画とかドラマとかだと、結構小ネタを散りばめたりしますが、この舞台は前作もあるし「綾川千歳のオールナイトニッポンN」ありきの作品でもあるから、小ネタが盛り込まれているのも舞台作品としては珍しいと思う。なので、ポッドキャストで聞き直して、小ネタ確認をしたいなと思います。

小ネタ確認をするためにも、前作同様円盤化を期待します。円盤は、千秋楽ではアフタートークをしたみたいなので、それも収録してくれると良いんだけどなぁ。

円盤は出てくれるだろうけど、グッズを買って推し活をしておこうと思います。追加でパーカーとキーホルダーを買ってしまった。


長袖ポロシャツと缶バッチは現地で買った

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