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【遠き道】 大河ドラマ 「青天を衝け」 第21話

人の一生は重荷を負うて遠き道をいくが如し

大権現さまの言葉を一緒に唱和する篤太夫と慶喜。人の一生とはなんと摩訶不思議なものだろう。

今後どうなるかなんて分からないけれど、深慮遠謀しながらも、今の一歩一歩もちゃんと感じて考えて100%で生きていく。これは古今東西どんな人生でも変わらない。

どうする、もう将軍になってしまった

円四郎が生きていたら、なんて答えただろう。平岡さまが生きておられたら、どうお答えになるだろう。

残された者として、どう生きれば良いのだろう。

そんな2人の思いが交錯していた。

公儀は無くなるかも知れないが、国の役に立つならそれもお家の名誉となろう。

小栗忠順もとても広い視座を備えている人。遠き道を進む人。

地球儀で見る日本がなんと小さいのか、世界はなんと広いのか、と思った日もあったろう。小さなネジが象徴する近代力の差をどうにか埋めていきたい、その為に誰にどうアプローチしていけば良いのか。

そんなことを真摯に考えている人に思える。なのに...

無事に戻れば、共に励もうぞ

... この人の笑顔からも言動からもキルヒアイス現象を感じるのですが、気のせいだと誰か言って。

海外からの種痘を受けているから大丈夫、と孝明天皇の死に際に伝える後の明治天皇のシンクロ度合いが半端ない。ほんの数分のシーンでググッと歴史と今の共通点を炙り出す。本大河、持ってるなあ。

お千代の浮気を心配する栄一に、お茶の間からのおまいう総ツッコミが入る図を想像し、一橋家編は終了です。

マイルストーン回は情報ぎゅうぎゅう盛りだくさんになりがちですが、今回も例外ではありませんでした。

来週からはパリ編!本当だったらロケに行ったのでしょうが、そこはVFXで補うそう。

撮影手法もこの1年で進化しました。2021の進化と、当時の栄一の進化がどうクロスブリードされていくのかが楽しみです。

来週も良い週に。

アイキャッチは、最後に訪れた時のパリの風景。2018年の秋、かな。

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