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【傀儡とは】 大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」 第6話
佐殿がいなくても、我らは戦を続けます。
この段階で既に頼朝は傀儡であると示唆してくる辺り、三谷さんすげえ。
お前たちだけで何ができる、この戦を率いるのはこのワシじゃ、とのたまったところで、パペットマスターが北條であることに変わりはない。それを頼朝も意識しているからこそ、微妙なバランスが生じる。
両者とも、お互いが必要なのだ。今のところは、まだ。
これからだって時に、何やってんだか。
首検分まで終わっているのに、パパも義時もまだ、兄の死を知らないでいる。
討ち死にですらないのだもの、そりゃ、何の知らせも入りようがない。取りに戻ったはずの仏像がまだ屋敷にあったことから、推し量るしかない。
手の中にすっぽりと収まってしまうような、たかがこんな仏像の為に、兄上は亡くなってしまったのか。そんな思いが痛いほど伝わる。語りすぎない演出。
戦で死ねたんだ、本望本望。
うー、辛み…
三郎のように、史実上、死んだ場所も理由もはっきりしていない人ほど、ドラマを生み出す余白が多い。
(梶原の景時)覚えておこう
大庭方だった梶原がなぜ後日贔屓にされるのか。フラグの仕込みも抜かりない。
戦が終わったら、もっともっと焚き付けてやります。
色々辛いエピソードてんこもりな今話の中で、コミックリリーフは継母娘たちのゆるふわトーク。
でも、こんなゆるふわも、りくに男子が産まれるまでのこと。男子が産まれたら最後、女同士の熾烈な戦いが展開されるのかと思うと戦慄が走る。
刹那のほほんを、楽しんでおかなくては。
それにしても、そのギャップを生み出す為に今仲良くさせている三谷さんの脚本こそ、鬼の所業ではあるまいか。
そういえば、最後に紹介されていた頼朝が身を隠していたという、しとどの窟。
行ってみたいな、と思っていたら、最寄りのバス停から徒歩1時間半だとか。
流石にこの聖地巡礼はキツい... かな。どなたかご一緒いたします?
明日も良い日に。
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