【続:生き残った者とは】 大河ドラマ 「青天を衝け」 第27話
お前の友は生きると言ったぞ
そんな土方の言葉に押されて、誠一郎は五稜郭を後にする。脱出する彼の目の前で、味方がバタバタと殺されていく。
なぜか、自分は生かされる。
生きて日の本を見届けよ。その方がよほど辛いことかも知れぬ。
どれだけの命を背負って、これから生きねばならぬのか。それでも、背負ったからには、そう簡単には死ねはしない。生きねばならない。楽な道では決してない。
その瞬間、戦はしないと暗示した慶喜の顔を思い出した誠一郎の胸中、如何ばかりか。
平岡様の命も守れ