マガジンのカバー画像

人生が旅だとは言うけれど

67
ふらふら旅の記憶の記録
運営しているクリエイター

記事一覧

【強欲とは】 熱海梅園の梅、王蟲の渇望

木に咲く花の中で、梅が一番好きです。まだ寒さ厳しい中でポチポチと咲く様子が、重たい冬の空…

いしまるゆき
3か月前
19

【究極のおぼろ昆布とは】 思いもかけぬ昆布かき体験と、匠の技と (敦賀パート2)

前半はこちら。 帰りの電車まであと2時間ちょい。零士ロードは、駅に向かって右側がヤマト、…

いしまるゆき
4か月前
27

【敦賀とは】 何の前情報もなく訪れた敦賀が果てしなく最高だったこと (Part 1)

友人からの薮からスティック(古)な声掛けは、2ヶ月前のことでした。大阪遠征の翌日に、とい…

いしまるゆき
5か月前
20

【スクスクとは】 プチ京都:瑠璃光院の青紅葉で健やかさを思ったこと

先月、用事のついでにちょっぴり京都を歩いてきました。 京都、ものすごく久しぶり。昔はこと…

いしまるゆき
6か月前
20

【祝福とは】 リマとプーノのマスクマン(ペルー旅行記3)

マチュピチュ前とプーノ後を過ごしたリマ市も、20年前とは随分様変わりしていた。 まずは旧市…

いしまるゆき
7か月前
30

【インカの温泉街とは】 まさかのマチュピチュおかわりで、歳月の機微を感じたこと (…

実は、ペルーを旅するのは2度目である。 最初のペルーは、約20年前。丸一日かけて世界の反対…

いしまるゆき
7か月前
41

【豊かさとは】 旅の終わりに辿り着いたチチカカ湖で、心と身体の豊かさに思いを馳せたこと(ペルー旅行記1)

旅人でありたいと思うようになったのは、いつ頃からだろう。 旅の連続のような人生を送っているけれど、今回の旅は、とても大きな転換点だったとずっと後に振り返って思い出す。そんな気が、今はしている。 羽田からロス(9時間) ロスからリマ(8時間) リマからクスコ(1時間) クスコからプーノ(バスで11時間)←え 「母を訪ねて三千里」のマルコたるや!の如き気が遠くなるような旅程の果てに、ようやくたどり着いたチチカカ湖。 ペルーとボリビアの国境を跨ぐチチカカ湖は、標高3800m

【自分の常識とは】 人間ってすべからく面白すぎることをインドで実感した話

インド滞在中は、毎日のように「自分の常識、世界の非常識」を思い知らされた。「言葉」を扱う…

いしまるゆき
10か月前
55

【呼ばれるとは】 ハイデラバードに来てみたら

三島由紀夫の言葉だそうだ。どこで読んだのかは忘れてしまったけれど、妙に納得したのは覚えて…

いしまるゆき
10か月前
50

【創造とは】 松本市美術館で魂をフルフルさせたこと

松本出張中、どうしてもここだけは行きたかったのが、松本市美術館で開催されている草間彌生さ…

16

【日本三大秘境とは】 平家落武者伝説が残る祖谷渓で、清水の舞台から飛び降りてみた…

色々混じったタイトルでごめんなさい。 晩秋の旅の記録を、今年の間に書いておきます。 日本…

17

【近代世界遺産とは】 雪の群馬でお蚕さんに思いを馳せてたら、靴が雪駄と化したこと

今年最後のプチトリップ。今回は、群馬です。 各地を寒波が襲う中、わざわざその最中へと突入…

19

【恋に落ちた芝居小屋とは】 明治の芝居小屋で交差する今昔の思いとは - 熊本編

前日まではこちら。 水郷柳川を後にして、向かうは平山温泉。すぐ近くの山鹿温泉の名前は知っ…

27

【水との共生とは】 大人による大人のための大人だからこその壮大な道草 - 福岡編

初日はこちら。 unlearningについての学びの翌日。 友人と、熊本の平山温泉を目指します。 福岡から熊本は、私にはずっと遠く思えるのですが、その友人は、何しろヒールで軽トラを颯爽と運転する人。今回もその腕に完全に甘え、彼女の運転する真っ赤な車でレッツラ南下。 道中、「自分が禁じ手としていた、許せない手法で、来年採用する手法は何か」等、昨日のunlearningについてツラツラと話していたら、途中の標識に「柳川」とある。 「柳川、ずっと行きたくて行けてないんだよ