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【日本三大秘境とは】 平家落武者伝説が残る祖谷渓で、清水の舞台から飛び降りてみたこと

色々混じったタイトルでごめんなさい。

晩秋の旅の記録を、今年の間に書いておきます。

日本三大秘境の1つ、徳島県の祖谷渓をご存知でしょうか?#あと2つは、白川郷と椎葉村

ここは、北村薫さんの「ひとがた流し」という小説の中で出てきて以来、ずっと来てみたかった場所なのです。

こないだひょんなことから立ち寄った柳川も、物語に触発されて行きたいと希っていた場所でした。私にとって、旅は常に物語と連動しているのです。

愛媛以外の四国を全く知らないという歯痒さがずっとあったのですが、今年は春の香川と、秋の徳島で、4県のうちの3県を制覇することができました。

さてその祖谷渓。

バスで移動しようとすると、殺人事件のアリバイ作りか?!と思うほどのパズルが出来上がるのです。そこで、十分に大人になった私は考えました。

ユー、観光タクシーを貸し切っちゃえよ

思いついたら面白くなってしまい、前日に予約したのは、観光タクシー6時間!

まずは、ひの字渓谷と、しょんべん小僧。

こええ…
「ひ」

小学生が肝試しで立ちションしていたところ、心配した大人の手により、小僧が立つようになったそうな。幸い、肝試しでお亡くなりになる方は、いなかったそうでございます。

私がどうしても行きたかったのは、祖谷のかずら橋!と二重かずら橋!

へっぴりごしのおじいちゃん(撮影者も同じ)

本物のかずらでできている橋はもう数が少ないそうで。想像以上に橋桁の間が空いていて、初めはへっぴり腰だったのですが、途中から慣れてきて、景色を楽しみながら渡ることができました。

橋の上から
水が… 綺麗…
琵琶の滝。安徳天皇を連れて逃げていた一行が、ぐずる安徳ちゃんの為に琵琶を引いた場所

ここから、一気に奥祖谷へ。

途中、いくつか集落があるのですが、それらの全てに落武者平家の伝説がある。行ってみて、実感しました。いかに執拗な源氏とて、こんな山奥までは追ってこん。

山の一番上が、安徳さんが隠れてたおうち(らしい)。タモリさんも泊まったんだって←

安徳天皇がここまで逃げた、という伝説があるそうですが、数年後にはお亡くなりになったそう。四国なのに積雪が20ー30センチもあるという山間ですから、雅な方々には厳しい生活だったのかも知れません。

途中で立ち寄った、かかしの里。

ミレーの「落穂拾い」feat かかしw
釣りしてる!(かかしが)
お昼寝中(カカシが)

「おばあちゃんが寝てるから静かにね」とガイドさんに言われたから、素直な私は暫しの沈黙。それをニヤニヤしながら見守るガイドさん。くっそうくっそぅ。

お顔がみんな、違うのが可愛かった。

さて、ここからがメインイベント。

奥祖谷の二重かずら橋!!!!

滝!
女橋。少し低い
男橋を川岸から見上げる
宝石が流れてる
男橋

到着した瞬間は他にも人がいたのですが、しばし待っていたら、だあれもいなくなりました。独り占め。

ここからお宿へ。温泉を堪能しすぎて、宿飯写真は一枚も撮らず。苦笑

翌朝。川下りー。

早朝は少し太陽が無かったのだけれど…
深度と太陽の光で色がどんどん変わる
上から見たらこんな感じ
駅からの紅葉

一泊二日の弾丸旅で、しかも宿では仕事も持ち込みましたが、温泉と渓谷にパワーを得て、12月を乗り切ることができました。

来年も、旅をしよう。

明日も良い日に。


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