見出し画像

『店舗デザイン』で良く使う言葉たちです。

今回は今まで何気なく書いていた専門用語を少し解説していきたいと思います。(一応誰にでもわかる様に気を付けて書いているつもりはつもりなのですが。)

なんで、突然この話かというと過去の記事を読み返してみて、何気なく大きさなどの寸法をmm(ミリ)で書いていましたが、全然建築に関わりのない方にはなんでmm(ミリ)なの?って感じかなと思った訳です。

という訳で、今回は用語の中の単位についてのお話です。

・・・と言っても、私もなんでmm(ミリ)で言うのかは、正確には知りません。でも多分ですが、建築で使用される大きさの単位の中で最少の単位だからだと思います。

つまり、mm(ミリ)以下は検討しないということです。
mm(ミリ)の下はμ(マイクロ)ですが、「この木を500μ(マイクロ)で切って下さい。」とは言わないといことです。

なんてったって、内装建築で使われる道具「メジャー」にはmm(ミリ)までしかメモリがありません。
500μ(マイクロ)と指示しても測る道具が現場にはほぼありません。
測れないものは切れません。

そして、最少単位だからこそ単一でそれと決めてしまえば後はとっても便利です。

数字に単位を付けないで「この木を500で切って下さい。」と言った時に、
決まってなければ、「cm(センチ)?mm(ミリ)?」と聞き返さなくてはなりませんし、cm(センチ)に決めてしまうと5mm(ミリ)を指示したい時「0.5」と小数点を言う必要が出てきます。

こういった便利さから、きっとmm(ミリ)になったのだと思います。

まぁ、何はともあれ建築では大きさの数字の単位はミリです!!
500と言えば500mmです。ちなみに、50cmです。
5000と言えば5000mmです。ちなみに、5mです。

でもここで注意したいのは、先ほど言った「メジャー」ですが大抵は数字がcm(センチ)表記です。

これが、結構紛らわしいので注意です。メジャーは0(ゼロ)を一つ付けると憶えておくと業界に入ったばかりの人は便利ですよ。

この様に、建築業界には短縮した言葉が多数あります。
(単位を短縮するように)

これは、図面に由来するものと思います。

図面は一昔前まで手書きでした。
情報量の非常に多い図面にとって単位1つとっても全部書くのはとっても大変だったのです。

しかし、基本的に単位自体を省略してしまうのはmm(ミリ)位です。
あとは、図面では記号化する感じです。

よく登場するものの内、単位としては、

@ → ピッチ(どのくらいの間隔にするか)
t → 厚み(thickness)
φ(パイ) → 直径

なんていうのがあります。

単位意外では、

「W」→ 幅
「D」 → 奥行き
「H」 → 高さ

照明に「D」 → ダウンライト照明
照明に「B」 → ブラケット照明
照明に「C」 → シーリング照明
照明に「P」 → ペンダント照明
照明に「FL」 → 蛍光管照明

FL → フロアレベル(床の高さ)
CH → シーリングハイ(天井の高さ))
AC → エアコン
EV → エレベーター

椅子に「SH」 → シートハイ(座面の高さ)

などなど・・・。
まだまだ、沢山あります。

「建築用語集」みたいのも売っていますが、
基本的にはインターネットに優しい方が詳しく書いてくれていますので、
わからないものがあったら、検索するのが1番です!!

あなたのお店に少しでもお役に立つことを願って・・・。
ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?