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テーブルって簡単に言えば脚と天板、たったそれだけ。

今回は「テーブル」についてのお話です。

お店においてテーブルをどうやって選択していくか、デザインしていくか・・・
という点についてお話できればと思います。

テーブルというものは、椅子に比べればとても簡単な構造をしています。
構成パーツも、「天板(てんばん)」と「脚(あし)」のたった2つです!!

この2つのパーツを、どういう大きさにして、高さにして、色や素材をどうするかを決めれば、基本的にはテーブルのデザインは終了です。

今回は、その中でテーブルの高さと大きさの大体の決まりについてのお話しです。

まずは高さですが、これは2種類。
「立って使う」か「座って使う」かです。

「立って使う」テーブルの高さは1000mm(±50mm)って感じです。
お店の状況を考えて、男性や外国の方が多いなら少し高めに、女性メインなら少し低めにとか考えていくといいと思います。

既成のハイテーブル用の脚は1000mm位が上限なので、天板の厚みを調整して1050mmくらいは可能でしょう。(基本の天板厚みは30~40mmです。)
これ以上の高さを求めると特注ということになるかもしれません。

次に「座って使う」テーブルの高さですが、これは椅子を先に決めましょう!!

椅子の方がデザイン性が高いので、そっちをまず先に決めてから、その椅子の座面+300mmと考えるとテーブルの高さが出てきます。

ハイテーブルをご希望ならば、高さ1000mmのテーブルに高さ700mmの椅子座面ということです。

ところが、700mm近辺の座面高さの椅子というと種類が非常に少ない!!
ですから椅子を先に決めて、それが座面高さ670mmなら970mmのテーブルって感じで決めて行きましょう!!

ところで、以前の投稿でもでもお話しましたが、椅子の高さは、お客様の「回転率」に影響します。

ハイテーブルにするかどうかは、その辺も考慮して決めていきましょう!!

次にテーブルの大きさ(幅と奥行き)ですが、
飲食店では、対面で座る2人席で幅600mm×奥行き600mmを基本に考えていきましょう。

4人席なら幅1200mm×奥行き600mmとなります。

しかし、お店によって提供するもの(お皿)も、一度にテーブルにのせる数もまちまちです。

ですので、600×600という基本を押さえつつ、提供するお皿の大きさと数を意識しながら、テーブルをどこまで小さくできるか、または大きくしなければならないかを考えます。

注意点は幅500mm×奥行き500mmが「不快」の限界です。
(コーヒー店などではそれ以下も例外的に可能な場合もありますが・・・)

そうやって、テーブルの寸法が決定したら、次は「色」や「素材」の検討に入る訳ですが、それは、また今度のお話・・・。

あっ、今回の数値などはすっごい分かり易い様に切りの良い数字にしてあります!もっと詳しく知りたい方はインテリアデザインについて掘って勉強されると良いかもです。

あっ、ちなみに世に言う「インテリアデザイン」は住宅メインな事が多いので経験上お店の場合は少し話が違うと感じている項目もあります。

その辺りの点もまた今度でお願いします。

あなたのお店に少しでもお役に立つことを願って・・・。
ではでは。

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