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大学中退キメてAndroidエンジニアになった話(前編)

2020年3月、僕は法政大学を中退しAndroidエンジニアになりました。

序章

埼玉県で生まれ、小中高と何一つ不自由なく育ってきました。

周りより少しは勉強ができるものの、特筆して頭がいいわけではなく、何か得意なものがあるわけでもなく、平凡な男の子でした(今も平凡な男の子ですが!)

大学に入るために勉強し、特にやりたいことがあるわけでもなかったので受かった中でも一番偏差値の高い大学にいくことにしました。

大学に入るとあるC言語の授業があり、僕はそこでプログラミングに出会いました。

専攻は電気電子だったものの、好きでも嫌いでもなかったためそこまで大学の授業を真面目に聞いておらず、授業中ずっとC言語の勉強を一人でしていた記憶があります。

プログラミングおもしれー!期

1年生の春

C言語に出会う前から実はプログラミングに少し興味がありました。それは「ブラッディマンデイ」という漫画の影響です。詳細は話しませんが、天才ハッカーの主人公が悪の組織とサイバーバトルをする漫画です。

男の子なので極度の厨二病です。その漫画を読みながら「うおー!ハッカーカッケェ!!」と僕はひたすらに厨二心をくすぐられてました。

その時点ではプログラミングを始めなかったものの、ITというものには興味を持っていたのかもしれません。

大学に入り、いざC言語の勉強をしていると「これこれ!!これだよ!!」と謎に昂っていました。

黒い画面に訳のわからないことを書いていって動いた時の爽快感は今でも感じています。

それからというもの常にパソコンを持ち歩き、暇さえあれば写経なりサンプルコード見ながらコードを書いていました。

思えばこの頃から僕は情報学科にいきたいと親と話していました。

親は「自分で決めた道でしょ、ちゃんと卒業しなさい」の一点張りで話に取り合ってくれませんでした。そりゃそうです。1年生の春に転学科したいと懇願する人間が、次の学科でまた同じこと言い出すかもしれませんからね。

初めての作品

1年生の夏

流石に恥ずかしすぎて載せられませんが(というかC言語なので動かしたところでコンソールという...)、僕が友達に初めて見せた作品は、コンソールで動くドラクエ風のゲームでした。

ドラクエ風と言っても、特にキャラが動くわけでもなく、HPバーがあるわけでもなく、ただただ文字が羅列して、数字を打ち込むと攻撃して、くらいのレベルです。

それでも何故か僕はめちゃくちゃドヤ顔で友達に見せて、実際にやってもらいました。

友達「何これ、ツマンネ」

かなりショックでした。

やはりグラフィックがないものはつまらなかったのでしょう。

今思えばあんなチンケな作品でドヤ顔していた自分が恥ずかしいくらいです。

Progateめちゃくちゃやり込んだ期

1年生の秋

上記のことがきっかけでC言語以外のプログラミング言語をやろうと思いました。

そして見つけたProgate!

たくさんの言語が触れて、環境構築も不要

僕はこのサービスに取り憑かれました。

色々ある中で一番最初に選んだのはJava

もしかしたらこの時にJavaを選んだから、今こうしてAndroidエンジニアになれたのかもしれませんね。

クラスやメソッド、カプセル化などオブジェクト指向のイロハを知り(今思えばこの時学んだものはなんちゃってオブジェクト指向だった)、また一つ強くなった気がしていました。

そしてPHPやRubyを触り、僕が一番やっていたのがRuby on Rails。

何周も何周もやり、段々とレベルを上げることや周回することが目的になっていました。

手段が目的になってしまう良い(いや、悪いのか?)例ですね。

インターン始めたぜ!期

1年生の冬

強くなったつもりの僕は何社かインターンの面接を受けました。

そこで受かった会社でインターンを始めました。

Progateで強くなったんだ!なんでもできるぜ!といきり立って望んだインターンでしたが、API?アーキテクチャ?はて?と初日からなったのを覚えています。

特に研修があったわけではないので、頭を抱える毎日。

自分はどれだけちっぽけな人間なんだ、Progateやったくらいで強くなったつもりでいた自分を殴りたい気持ちでいっぱいでした。

ちなみにこの会社さんは2年生になると同時にやめました。(授業の関係でね!)

挫折期

2年春

インターンを終えて、何もかもやる気を失いました。知らないことが多すぎる、でも何やれば良いかわからない。

そんな不安から一時期プログラミングとは離れてしまいました。

この頃はちゃんと大学の授業を受け、単位をとり、卒業する気満々でしたね(死亡フラグ)

夏前にはこの挫折を乗り越え、1年前に作ったC言語のドラクエ風のゲームを今度はグラフィックありで作ってやろうという気持ちが芽生えました。

どうやったら出来るのか、必死に調べたところJava Swingで出来ることを知りました。

なんとかJava SwingでRPG風のゲームを作ってました。

遂にAndroid始めたぜ!期

2年夏

Java Swingでゲームを作ってた頃、ふと思いました。

(PCって普段あんまり使わなくない?スマホの方が使うんじゃない?)

そしてスマホアプリに興味を持ち始めました。その頃の僕は少し斜に構えていたので、みんなが持っているiPhoneではなく、Androidをずっと使っていました。

んー、iPhone用のアプリを作っても使えないしなぁ、Androidアプリ作るか!Androidアプリはどんな言語で開発できるのかなぁ?ふぁ!?Java!?キタコレ!

こんな流れでAndroidアプリを作り始めました。

はじめはサンプル程度のアプリでしたが、初めてAPI通信をしたのはAndroidを初めて1ヶ月後か2ヶ月後だった気がします。

Open Weather Map APIを使った簡単なお天気予報アプリです。当時はまだ非推奨になっていなかった忌むべきAsyncTaskで非同期処理、Java標準のHttpUrlConnectionでAPI通信、ただそれをちょっと加工してListViewに表示くらいのレベルです。(今だったら3時間あればできそう)

この時の僕は、これがアプリ開発か!!楽しい!!と非常に心躍っていました。

ここから半年近くかなりレベルの低いアプリを量産していました。当時の僕はここからステップアップする気がなく、新しいことを学ばず今自分にできることだけでアプリを作っていましたね。

当時の自分を叱りたい

次回へ続く

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