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<連載⑤>野ねずみになって青空を見上げる『14ひきのぴくにっく』
ことしおかげさまで40周年をむかえる「14ひきのシリーズ」。
1作ずつご紹介する連載企画、第5回です。
今回は、1986年に刊行された『14ひきのぴくにっく』です。
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春の朝。天気がいいので野原に出かけることにした14ひき。
おにぎりとすいとうを用意して、出発です。
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野原に出ると、大きな青空!たくさんの花やいきものに出会います。
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たんぽぽのはらで食べるお弁当は、格別のおいしさ。
「自然の中に生きるものたちにとっては、春はとてもよい季節。そんな春のよろこびを描きたかった」と作者のいわむらかずおさんは言います。
春をむかえた14ひき、ふだん生活している森をはなれて、野原へ出かけていきます。
森と野原では植物もいきものも異なるため、いわむらさんはじっくりと取材をおこなったそうです。
じつは、この本の表紙をめくった「表見返し」には森の植物、「裏見返し」には野原の植物が描かれているんです。
みなさん、ご存じでしたか?
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たんぽぽのわたげが飛んでいくシーンを描くため、地面にはうようにしてたんぽぽを見上げてスケッチしたといういわむらさん。
14ひきが体いっぱいで感じた春を、絵本の中でたくさん発見してくださいね。
(いわむらかずお・さく)
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<広告宣伝担当・はな>
子どものころ読んでいた『14ひきのぴくにっく』。大人になり、こんどは子どもと読むようになりました。てんとうむしやとかげなど、30年越しの発見もたくさんあり、くりかえし楽しめる1冊だと感じます。
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