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怪談THE私(完結したので以降は百怪)

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ここだけの話、私、レッツパーリィタイプ。 二〇二三年十月十六日にて完結しました。 今後は本編とは関係の無い怪談『百怪』を不定期掲載。
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2023年6月の記事一覧

怪談・THE私29

※シンプルに集約させると物事がわかりやすくなると聞いたことがある。 それならばいるかわか…

釣ール
1年前
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怪談・THE私28

※階段で手を振られた事はありませんか? 可愛い動物は微動だにせず立っているだけで恐ろしく…

釣ール
1年前
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怪談・THE私27

※祟りや呪いでは相手に対する効果は薄い。 まじないはさながら狩猟のようだ。 段取りはただ一…

釣ール
1年前
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怪談・THE私!死骸ーズTravel is a Companion 1

※我々は既に、死んでいる! 末路を迎えた我々は独り意識がはっきりしないヒトの死骸と共に旅…

釣ール
1年前

怪談・THE私XXVI:Turning 誰の死骸?

四つの死骸を見てきた。 生への抗いなんて美化は出来ない。 死んでるも同然だ。 俺なんて。…

釣ール
1年前

怪談・THE私XXVI:Turning 球根の死骸

※誰も読まなそうだから生きていた頃を話すよ。 人間って植物に対してなんとも思ってないの…

釣ール
1年前
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怪談・THE私XXVI:Turning 亀の死骸

※この体験は僕の生前です。 人間が道路を作り、ドブや側溝を作り、僕を野放しにした。 本来僕達はこの国に存在してはいけないらしい。 他の水辺へ渡る為、勇気を出して道路へ渡ったら甲羅ごと車に潰された。 人間にも良くいる勇なき成功者は、人の立場を考えずに行動しろと宣う。 馬鹿な奴だよね。 僕もその馬鹿のひとつ。 ただ違うのは勇気なんかなくても本能で水を探すにはドブから這い上がって道路を渡るしかない。 普段は獲物の蛙や蛇を見て、その時は実感しなかったがやっと身を以て

怪談・THE私XXVI:Turning 鴻の死骸

※この話は、私の生前のお話です。 弱ったまま何時間か経過した。 飛ぶ時に遅れて車にぶつか…

釣ール
1年前
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