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なぜ青学は強いのか①〜勝てる組織の作り方〜

「The Only Constant is Change!」
私が2023年に出逢った最もカッコいい言葉です。
そして、青学の勝者のメンタリティもこれだと思います。
ざっくりいうと「(世の)普遍の原理は変わり続けるということ
常に陸上界に新しい風を吹かせる原監督にぴったりの言葉ではないでしょうか。

昨日の記事で「不条理な日本のスポーツ界」という本の内容を紹介しました。

その本の内容が青山学院大学の原晋監督の本と内容が個人的にリンクしました。ですので昨日の記事にも原監督の名前が結構出てきます。
ちなみに私は青山学院大学が箱根駅伝で優勝した当初は「この監督でしゃばり過ぎだろ〜」と思ってました。
テレビいっぱい出て何がしたいねんとか思ってました。

それがあるとき、2021年3月に原監督の本「改革する思考」を購入しました。
敬遠するタイプの監督ですが、セールか何かだったのでしょう。
買ったところ、見る目が180度変わりました。
あぁ勝てる監督とはこういうことなのかと実感しました。

以前、村上世彰氏の本読んだときもそうでした。
世間では叩かれてて、自分はその人のことを知らないのに一緒になって叩いてしまう。まぁ私は叩いてはないですが(汗)
世間の評判と本を読んで知る著者の中身は結構違うということがあります。

組織の基本3原則

①目標理念が根付いていること
②傍観主義にならないこと
③他者責任にしない

昨日読み返してびっくりしました。
私は2023年にリボーン(生まれ変わり)しました。
きっかけは出会いや読書でした。
そしてそこでの気付きが①〜③とど一致だったのです。

私が2023年読んだ本のベストは元ガンバ大阪スカウトの方が書かれたこの本です。ちなみに愛媛県出身の方、そしてこの方の教え子の方と塾で出会えるという奇跡も起きました。
この本では吉田松陰の言葉が紹介されました。

夢無き者に理想無し 理想無き者に計画なし
計画なき者に実行なし 実行なき者に成功なし

吉田松陰

夢を具体化したものが理想。
理想を現実に即したものが目標。
なぜ目標を達成したいのか?それが目的。

まさに原監督の原則①です。

そしてこの本での一番の学びは「自責思考」でした。
自責思考というと全て自分の責任と考えることではないかと思われがちです。しかし、そうではありません。失敗を繰り返さないために行う思考です。
なぜ失敗したのか、後悔せず反省をし、改善をするという「未来思考」なのです。

サッカーで例を出せば、味方から自分へのパスがミスになった。
それを自分のパスを読んだ場所が悪かったのではないか、味方にはもっといいスペースが見えていたのではないかと考えることです。

『心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる
 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる』

これが原監督のいう③になります。
「他者責任」にしない
「自責思考」
ニュアンスこそ違えど伝えていることは同じです。

そして残るは②
傍観主義にならない。

こちらはアップル日本支社の初代支社長の山元賢治氏の講演会で聞いた言葉です。
当事者たれ
まさしく傍観主義にならないですね。

日本人は縦割れで他人事には触れないことが多いでしょう。
部外でのメールも「弊社は、、、」と送るでしょう。
それを「I」で書け、「私は、、、」で書けというのが山元氏です。

ちなみに冒頭の言葉も山元氏の言葉です。

2023年に最も学びがあったと思う言葉がこの3原則でした。
改めて昨日読んで強いわけだ、、、と思いました。

そして原監督は「伝えたいことは根気強く言い続けるしかない!」という人です。
熱意の伝え方はやはり根気なのでしょう。

全員が当事者意識を持って、目標意識を共有することが大前提です。そして、傍観者を気取ったり、他人のせいにして逃げたりしない。つまり当事者意識をしっかりと持つ。組織として、この3原則が機能していれば、好循環が生まれ、チームは自然と成長していきます。

原 晋/改革する思考 P22

これを継続させられる熱いモチベーターがいる以上、青山学院は勝者のメンタリティをなかなか失うことはないでしょう。

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