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会社を辞めて1ヶ月。

会社を辞めて1ヶ月が来ます。
このひと月で、役所に行って保険の切り替えや、ハロワに行って失業保険の手続きだとか、何だかのんびりとしたひと月でした。
役所の手続きで思ったのは、書いてある紙によってその名称がちょっとずつ違うのでいちいち確認しないと何だか混乱しますね。
ハロワ然り、やっていることは単純なんでしょうがいちいち手を煩わせる説明が多くある気がする。

このひと月で色々と考えた。なぜ今、会社を辞めたのか。
自分が約30数年間勤めた会社は、社員数2千数百人の、いわゆる「大手企業」と言われる部類。今年も百数十名の新入社員が入ってきたが、同時に自分のように早期退職で辞めた人間も同じぐらいいた。会社としてはデトックスというか、透析みたいなもんなのでしょう。

辞めた理由でしたね。数年前に外資系のファンドに買われ、どんどんとファンドの思想が社内を蔓延してきて、誇りを持っていた元々の業務が、単なる管理下に置かれる流れ作業的なものになってしまったのが大きな原因ですかね。本来クライアントの持つ問題を共に解決し、共に成長していくという文化、思想だったのだが、今では単なる金儲けになってしまった事。言ってみれば、儲からない仕事はお断りをするというマネージメントの思想に強い反発心が起こったためですな。

マネージメントも自分勝手で、そのほとんどが外から来た人間が大部分を占めるようになり、自分たちの私利私欲に走り、組織の文化をめちゃくちゃにされた事に深い憤りを感じている。

一時は誰もが羨む花形業界でしたが、デジタルに押されすでに斜陽業界になりつつあると肌で感じる。
同期で辞めなかったやつのほとんどは、60歳の定年後、年収が半分以下になっても再雇用で65歳までしがみつくポンコツがほとんど。

沈む船から逃げ出すのは賢いネズミであり、一緒に沈むのは目の前の餌にしか目がいかない愚かなネズミである。

会社は人を平気で裏切る。
若い人には今のポジションに満足せず、自分自身のポテンシャルを引き上げる意識を常に持って、会社の看板を利用して欲しい。

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