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クボタ
2022年6月25日 02:58
これは、大学時代に起きた話だ。その日、オレは帰省するために、都内から地元へ向かう電車に乗っていた。車内は満員と言うほどでもないが、オレの座っている席を含め座席は全て埋まっていた。目的駅まで立たずに済んだことへと幸福を噛み締めつつ、売店で買った本を読むオレ。すると、ある駅でおばあさんが乗ってきた。気付いたオレは、すかさず席を譲ろうと声を掛けた。「おばあさん、この席どうぞ」「あら、二駅ば