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読書系

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#読書の秋2021

日野啓三「夢の島」(再読本)

通常の読書とは別に、並行して昔読んだ本を少しずつ読み直している。 「夢の島」は三回目くら…

泥辺五郎
2年前
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note主催コンテスト「読書の秋2021」にてnote賞を受賞しました

 10/17~11/30の間に募集された「読書の秋 2021」というコンテストの結果が発表され、 「文…

泥辺五郎
2年前
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舞城王太郎「畏れ入谷の彼女の柘榴」

※あんまり本の感想じゃありません。 三編収録の二篇目「裏山の凄い猿」を読んで以来考えてい…

泥辺五郎
2年前
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チャールズ・ブコウスキー「死をポケットに入れて」中川五郎訳 ロバート・クラム画(…

多分三度目。 日々少しずつ読む「あの頃に耽溺した作家・作品の読み返し」のうちの一冊。 この…

泥辺五郎
2年前
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伊東潤「城を噛ませた男」

戦国時代、乱世に生きる様々な立場の人々を描いた短篇集。 状況に応じて臣従する家を決める為…

泥辺五郎
2年前

文月悠光「臆病な詩人、街へ出る」

「パパ、静かにして!」と、図書館で息子に怒られた。 中庭へと向かう途中、息子に勢いよく手…

泥辺五郎
2年前
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町田康「ギケイキ 2 奈落への飛翔」

源義経を書いた「義経記」町田康版が「ギケイキ」である。 長期連載作品になっており、前作に「ギケイキ 千年の流転」がある。 語り手は義経本人である。意識だけが現代に生きており、過去を振り返っている、という形を取っている。 が、なんでもありである。 登場人物は横文字も使うし、現代に生きているかのような喩えも言う。 鵯越で有名な一の谷の合戦やら、平家を滅亡させた壇ノ浦の合戦などばっさりカットして、後でちょろっと思い出すくらいに留めている。 兄・頼朝への複雑な思いや、納得出来なかった

山本文緒「日々是作文」

山本文緒は「大人の恋愛小説の巧者」みたいな紹介のされ方が多いので、これまで手に取って来な…

泥辺五郎
2年前
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本の感想を書くことの3つの意味+1(2021.12.24追記)

現在記事数52。 閲覧数ワースト3の記事に共通点がある。 「読んだ本の感想」である。 三浦綾…

泥辺五郎
2年前
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天野純希「燕雀の夢」戦国大名の父親たちの物語

戦国時代の大物大名たち、の父親たちの物語。 「下刻の鬼-長尾為景」上杉謙信の父 「虎は死す…

泥辺五郎
2年前
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天野純希「南海の翼 長宗我部元親伝」

続けて天野純希の本を読む。 私の時代小説好きは、ほとんど小中学校時代にやっていた「信長の…

泥辺五郎
2年前
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