念願の公務員に入庁したらパワハラで半年で課を異動

「大卒なのにこんなこともできないのか。これだからゆとりは」
ネットでよく聞くパワハラだ。
しかし、私の直属の課長はこの言葉を私に言ってきた。


私の初めての上司はいわゆる「パワハラ上司」だった。
これを聞いて以下のように思う人は多いだろう。
「録音して然るべきとこに報告。」
たしかにこの考えは正しい。
しかし私はこの考えができなかった。それはなぜか。
答えは簡単。私は初めての公務員、社会人であり、これが普通であると思っていたからだ。

そう。正しい組織のあり方がわからなかったからだ。

私が、「これはパワハラだ」思うことができたのは、周りの業務委託の人や違う課の人と話してわかったのだ。
「あれはパワハラだよ。なんであんなのが課長に昇任してんだよ。」
業務委託(発注者支援)の人がそう言っていた。

年功序列の弊害なのか。私はそんなことを思ったが半年しか働いてない私が言えることではないだろう。

ここで一つ疑問に思う人もいるのではないだろうか。
「周りの人とか見てるんだから、誰か助けてくれないの」

見ていた、というより本当に見てるだけだった。誰も助けてくれなかった。仕事が増えるからだ。

当時のパワハラを受けていた私は、非常に苦しかった。朝の吐き気・嘔吐、通勤時に会社に近づくにつれて動悸が激しくなる、夜なぜか涙がでる、目覚ましの1〜2時間前に起きてしまう、憂鬱、こんな症状が出ていた。

私は家族や彼女に精神的に助けてもらい、課長より上の役職の方に相談した。
私の課長に対する行動、言動はパワハラに該当するとのことだった。そして私は課を異動することになった。

あとから聞いた話ではその課長の下で働いていた人はかなりの人が辞めていた。

こんなことがあったというとこともあり、私は転職したいと考えてしまっているのかもしれない。こんな「逃げ出したい」という考えで転職したら確実に後悔する。

課を異動して残業はかなり多くなったが気持ちは少し楽になった。
自分のやりたいことをしっかり見つめ直そう。