「健康」でいるために重要なこと②

それは 自己肯定感 です!

欧米人は自己肯定感が高く、日本人は自己肯定感が低いとよく言われます。
自分自身に満足しているかどうか聞かれ「はい」と答える若者が約45%しかいません。欧米と比べ日本だけが自己肯定感が低く将来の不安も大きいことが調査からわかります。
これには日本人特有の謙遜、自己主張はあまり歓迎されない、他人を尊重する等の文化が関係していると考えます。

自己肯定感を高めるためにまずは小さなことから始めていきましょう!
例えば 朝、いつもより早く目が覚めた! すごい! 
    今日は一駅歩いてみた! すごい!
    失敗は誰にでもある!チャレンジしたことがすごい!
    
日常で自分自分のことをほめてあげて下さい!
他人のことを気にする貴方が自分自身を尊重してあげて下さい!

私ってすごい!毎日自分で自分を褒めてましょう!
ちなみに今日の私のすごい!乾燥機終了後に洗濯物すぐに取り出してすごい!です!(すぐに取り出すとあまりしわにならないって分かっているのに後回しにしてしまう)

SNSで他人と比べすぎると勝手に自分で比較して落ち込んでしまうことがあったらSNSは辞めてみましょう!貴方の幸せの基準は貴方の中にしかありません!

完璧である必要なんてありません。人間だからできないことがあるのは当たり前です!完璧な人なんていません!

さあ、笑ってみましょう!笑顔はエンドルフィン(体内で作られるモルヒネ、脳内麻薬)というホルモンを出し幸福感を感じたり、セロトニン(リラックス)というホルモンを出したり、ナチュラルキラー細胞を活性化し免疫力アップ等の良い効果がたくさんです!作り笑いでもオッケーです!

貴方はすごい!毎日、お疲れ様です!
お読みいただきありがとうございました。

病棟こぼれ話
病棟時代、麻痺により自分で思うように身体を動かせなくなる患者さん達をたくさん見てきました。リハビリをしていてもリハビリの時間は限られているので、患者さん自身の取り組みが回復において重要です。自分の現状を理解し向き合うのはとてつもなく大変で辛いことと思います。今まで普通にできていたことができないもどかしさも感じるでしょう。ただ、ずっとつらい気持ちばかり感じていたら、笑顔になることもなくなってしまったら、それは本当にもったいないことだと思いました。できないことばかりに囚われがちだけど、テレビを見たり、話しができたり、ご飯を食べれたり、たくさんのできていることがあるのにそのことには気づけない。「この間まではできなかったことが今はできていますよ、すごいですね。〇さんの努力の成果ですね」とできたことを伝えるようにしていました。
失敗してもまたチャレンジする、できることは楽しんでいる患者さんはやっぱりリハビリの成果も出やすいし、自分なりに現状を理解し向き合っているように見えました。
いつもギャグを言ったり笑わせてくれるリハビリを頑張っていた高齢の患者様が「人生は山あり、谷ありっていうのは本当。でも気づいたら忘れてるか、笑い話になってる。そんなもの。退院したらみんなを驚かせてやらないと。」と話されていたのが心に残っています。



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