若者の働く観、かく変わりき。
ちょっとずついいねがつくと、やはりおもしろいものですね。
本日は、若い人々が働くということに関して、どのように考えているか議論していきます。
①なぜ今、若者に注目するのか
ちょっと前までは、そんなに若者に気をつかう必要もなかったはずなのに、気づけばちやほやしてキャリア形成を支援するだの新卒は売り手市場だの…
これも背景としては、労働市場の人手不足があげられます。人口減少社会でどんどん少子化がすすんでいくなかで、日本の雇用慣行は一朝一夕には変わらない。新卒一括採用が行われ続ける。
そんななかで、若者を安定的に採用し、ちやほや育て離職を防ぎ、活躍できるように育成していくことが必要不可欠。
また、ありきたりなことを言ってしまえば、グローバル化やデジタル化により、世の中の進歩が著しくスピードアップしており、従来の雇用観光やビジネスモデルでは立ち行かなくなっている。なので、変革の必要性があるなか、適応していかないと人材確保の面で求心力がなくなってしまう、というところが注目されている要因といえるでしょうか。
加えて、個人的にはコロナがあまりにも大きなダメージすぎた。深刻な世代間の分断を産んだコロナウイルス。
若者のコミュニケーション機会をあまりにもうばった。私もそうですが、ドラマでしか机を並べ合わせて働いているオフィスをしらない。
オンラインで一人っきりじゃ、育つものも育たないよね。
とにもかくにも、これまでのように一筋縄ではいかない。
「いいからやれよ」では、もはや通用しないのです。
②若者の働くについて、何が変わっているのか
これは非常に注目されているテーマでして、いろいろなところで調査が行われています。
リクルートのリリースをみると、以下のように動向をまとめています。
①Z世代(26歳以下)の転職は、右肩上がりで増加している
②Z世代はどこでも通用するスキルを求め、ゼネラリストとしてのキャリア構築を求める傾向がある
③Z世代の理想は、「新しいことへのチャレンジ」と「プライベートも重視できる環境」の共存
まあまさに贅沢というか、至れり尽くせりというか…。シビアな環境かつ、実質賃金もそんな高くなっているわけではないので、このくらい自分のキャリアを願い求めるのは普通なのでしょう。
パーソルの調査では、次のように議論しています。
①仕事選びの重要点として、求められるのは働きやすく成長できる環境
②転職の捉え方として、今の職場で働き続けながら転職も視野に
③仕事に抱く感情として、ネガティブ感情が高い
ここまでをみると、これまでは若年層の転職は当たり前ではなかったが、転職を視野に入れること自体が当然になっているというのが変化としてあげられるでしょうか。
これらの調査を行った方々は、「以前は転職を視野に入れて働く若者は特に多くなかった」と考えていそうですね。そうだったのですね・・・。
そして、キャリアに対しては働きやすさ働きがい、2つの両立を求めているのが若者の実像といえそうです。スキルもほしがるし、プライベートの十四も求めるし。忙しいですね。
③まとめ
若者、これまで通り接することのできない存在。
こういった若者の変化に適応することが求められている現代の企業は、あの手この手での対策が求められている。ワークライフバランスも、賃上げもして、なんとか人手確保を目指している。
そんな企業の実態を、最後の締めくくりとして、YouTubeでみていただければと思います。さらに少子化が進む世の中で新卒確保競争は、今後どうなっていくのでしょうか。
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