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ADHDとHSPを両方もつメリット・デメリット


私はADHDとHSP の両方の性質を持っています。

常に自分の中に二つの人格がいる、という感じでしょうか。相反するようにみえる性質がときには共感したりして、互いの意見を引っ張りっこしながら、存在しています。

二つの性質を簡単に下記にまとめました。

まず「ADHD」です。

「ADHD = Attention deficit hyperactivity disorderとは、不注意、多動性、衝動性の3つの特性をもつ発達障害の一種。日本訳は注意欠陥多動性障害。独自の視点や豊かな発想を持つが、抑えられない衝動性やミスなど不注意な症状があり、日常生活に支障をきたす場合がある。

ドラえもんを例にとって、ADHDの不注意優勢型(別名ADD)を「のび太」、ADHDの多動・衝動性優勢型を「ジャイアン」に例えられたりしますよね。

私の場合は、ある種の衝動性はありましたが、日常の困っていたこととしては不注意でした。ミスしたり、人の話に集中できなかったり、片付けられない・・・などですね。

次に「HSP」です。

「HSP = Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)は心理学者のエレイン・アーロン博士によって提唱された概念で、刺激に対して非常に敏感で、繊細な気質をもっている人という意味。人口の4人に1人が持っているといわれている気質の一種。

いま話題の気質ですね。繊細な気質はこの鈍感優勢な世の中で生きているととってもストレスが溜まってきます。音がうるさかったり、匂いが気になったり、人に気を遣い過ぎて、ヘトヘトになります。

私は中でも「HSS = 刺激追求型」と「HSE = 社交性」の気質もあわせ持っているため、刺激や人との触れ合いを求めているのに繊細・・・というこれだけでも面倒な気質です。

その上、ADHDも持っているなんて・・・配分おかしくないですか?神様〜涙

なんと面倒な性質をもったものだと、なんど運命を呪ったことでしょう。


でも、こんな性質でもメリットはあるのです!
(デメリットも多いのですが・・・涙)

まず、私が両方の性質に気付いたきっかけを軽くお話します。


【ADHDの気付き】

違和感を持ったのは大学のとき、

当時一人暮らしをしていたのですが、大学の友達皆んなが出来ている、部屋の片付けやら家賃の支払いやら、大学の専攻申し込みやら、

とにかく出来ない。

と思ったら、カギや財布を無くすわ、乗っていた自転車を置いて帰ってくるわ、していた約束を忘れるわ…

高校生まで、親の助けを得て出来ていたことが、1人になって始めて出来ないということに気付きました。

憧れていた一人暮らしなのに、自分が何も出来ないことに絶望しました。

このままじゃ、暮らせない〜💦

そんな時、TVで「片付けられない女たち」の特集を見て、これ私だ!と思いました。

ADHDの診断を受けたのはこのときです。



【HSPの気付き】

私が学生の時はHSPという概念が無かったので、自分がもつ繊細な気質を、ADHDの二次障害の「社会不安症」だと思ってました。

人前に立つのが苦手、大勢の知り合いの中に1人入っていくという状況が苦手、飲み会やカラオケが苦手。

とにかく会社の人と上手く話せないのを治したくて、心療内科にも通っていました。

そんな折、「敏感すぎる自分」を好きになれる本を偶然本屋で見つけ、読んでると、あれ、私のことじゃない?と今までのコトが腑に落ちました。

あ、性質だったんだ。治せないんじゃ仕方ないし、4人に1人って結構いるんだ。と安心しました。


どちらの性質にしても、本やネットで情報を読み漁りましたね。

その結果、情報もとっても助かりましたが、なにより同じ性質の人が沢山いることに救われました。



【二つの性質をもつメリット・デメリット】

本題のメリット・デメリットですが、

私はちょっと前までこの二つの性質を持つことにデメリットしかないと思っていました。

正直、自分が大嫌いでした。

なぜか・・・

ADHDは普通の人が普通に出来ることが出来ません。

例えば、時間を守ったり、確認作業をしたり、ミスしたり、借りたモノを無くしたり…

本来やるべきことが出来てないのに、ADHD特有のやりたいことを優先するなんてけしからん!

とHSPの真面目な自分がずーっと叱咤していました。

ADHDの本来の豊かな発想力・行動力をHSPの真面目な気質が許しませんでした。


でも、ふと過去を振り返ってみると・・・

人前に立つようなここぞという場面でADHD気質が出れば上手くいきますが、HSP気質がでると気遅れして全く上手くいかなくなったりしますし、

奔放で危なっかしいADHDを、危険を察知するHSPが守ってくれていた気もしますし、

HSPでネガティブ思考がループしていても、ADHDは忘れっぽいため、翌日には元気になっていたり。

実は二つの気質が、ちょうど良い感じに助け合っていたんだなぁ、とも思いました。
(当然いがみ合ってもいますが笑)

この性質のせいで、人から嫌われたり認められないことも多かったけど、

一番身近な人達がこの性質をもつ私のことを「面白い」「人と違う何かがある」と認めてくれたおかげで、自分とこの性質を好きになれました。


認めてもらえるのは、何より力になります!


ということで・・

お待ちかねのまとめです!

※参考文献もありますが、ほとんどが独自の見解と周りからの意見です。同じ性質でも個人差はあると思いますので、ご了承ください。

「二つの性質をもつデメリット」___________________

⚫︎ ADHD的発想・行動力があっても、足がすくんで出来ないコトが多々ある。
⚫︎ 出来る時と出来ない時の差が激しいので、自分も他人もついていけない。
⚫︎ キャラが定まらない。
⚫︎ 都会や人混みや飲み会は意外と好きだが苦手。だが静かな場所は、というと好きだがすぐ飽きる。
⚫︎ ミスをしたことを自分で許せない。でも指摘されるとイラッとしてしまう…のはなぜ?
⚫︎ 決定するのが苦手。いろんな考えが浮かんで、収集がつかなくなる。
⚫︎ 折角丁寧にやっていても途中から飽きて適当になる。人間関係も…
⚫︎ 色々興味があってその時は全力で深掘りするけど、とにかく飽きっぽい。一つのことが続かない。

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何かのプロフェッショナル(職人)になりたかったけど、飽きっぽいから無理だったという過去。

人には得手、不得手がありますよねー涙
 

「二つの性質をもつメリット」___________________

⚫︎ 普通のADHDより慎重なため、ミスが少ない。ミスを防止する発想力・柔軟性もある。
⚫︎ ADHDとHSPが合わさって、妙に感が良い。音感も、運動能力も、危機管理能力も、伝える力も、潜在的な能力は人より高い…気がする。
⚫︎ 物事の全体を見るのが得意。決定するのは苦手だが、参謀的役割(副リーダー等)は得意。
⚫︎ 理解が異常に早い。飲み込みが早いので、教わったことは、苦なく出来ることが多い。
⚫︎ 発想力が独特で、豊か。理解されないことも多いが、後に考えは合っていた。ということが多い。
⚫︎ ネガティブだが、嫌なことは意外とすぐ忘れる。
⚫︎ 楽しい、新しいコトをずーっと考えている。それが何より楽しい。
⚫︎ 人想いのHSP、行動力のADHDなので、人の為となると何でも出来る!気がする。
⚫︎ その場の空気を読んで適した行動が出来る。時もある。

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個人差はあると思いますが、こんな感じでしょうか?

自分で書いていて、いいところもいっぱいあるじゃないかと嬉しくなりました!

ADHDは、気質的に「刺激追求型のHSS」や「社交性のHSE」にも似たような部分があるので、近い性質の方も多いんじゃないかなと思っています。

メリットは上手く活かして、デメリットは上手く隠して・・・

より良い生活をしていきたいですね〜^_^


今日はこんなところで。


ここまで読んでくださりありがとうございます^_^

HSS型HSP、ADHDの方、そしてすべての人が自分らしく楽しく生きていけますように。

コメントも頂けたら嬉しいです!



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