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文科省「休校を求めず」



2020年6月〜12月の間で、新型コロナウイルスに感染した小中高や特別支援学校の児童生徒の数は6159人になると、文科省が発表しました。

内訳としては
小学生・・2217人
中学生・・1513人
高校生・・2350人
となっており、感染経路として最多を占めているのが「家庭内」の54%です。


このことを受けて、

・1月16日から始まる大学入学共通テストについては予定通り実施する
・昨年4月のように、一斉休校をすることは予定していない

という方針を示しています。

「家庭内感染が多く、学校から地域に広がっている状況ではない。子どもたちの学びを最大限確保することを前提とした対応をとるべきだ」という考えがあるようです。

【最後に】

「新型コロナウイルスに感染した児童生徒数が6000人を超えている。」
という情報から、何を読みとるべきなのでしょうか。

文科省は 1月5日に出した
「小学校、中学校及び高等学校等における新型コロナウイルス感染症対策
の徹底について」の中で、以下のことを通知しています。

地域一斉の臨時休業については、学校における新型コロナウイルス感染症の これまでの感染状況や特性を考慮すれば、当該地域の社会経済活動全体を停止 するような場合に取るべき措置であり、学校のみを休業とすることは、子供の 健やかな学びや心身への影響から、避けることが適切です。
児童生徒や教職員の中に感染者が発生した場合に、感染者が1人発生したこ とのみをもって、学校全体の臨時休業を行うことは、控えてください。
(文部科学省「「小学校、中学校及び高等学校等における新型コロナウイルス感染症対策の徹底について」https://www.mext.go.jp/content/20210105-mxt_kouhou01-000004520_01.pdf )

となると、学校や自治体の判断で休校にはできないので、
「なぜ休みにしないんだ!」と思いを場にぶつけるべきではないということ、

そして、家庭内での感染は半数を占めていることやそれ以外の感染経路を考えても、部活なのか・・習い事なのか・・遊びに行った先なのか・・と考えると、
休校にすれば良いというわけではないという認識は必要だと考えます。

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